かくれ躁うつ病が増えている: なかなか治らない心の病気

著者 :
  • 法研
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784879548009

作品紹介・あらすじ

すぐキレる、依存する、食べ吐き、暴言も…「とにかくブレーキが利かない」。不機嫌なのに高揚する気持ち、治らないうつ症状…。

感想・レビュー・書評

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  • とてもわかりやすい。色々な人の例が載っている本
    後半に載っていたリワークプログラムなどを最初から知っていれば最初にかかる病院を選べたのになあと思った。

  • 非定型とか自閉症とか、病名さえ細かく違っていてわかりにくい発達障害だが、これは躁うつに絞った良書。専門書だけどわかりやすかったです。

  • 共著の内の1人が、医師であり双極性障害Ⅱ型であることから、同じ病気の人のためにかかれたような本である。

    内容としては、うつ病と躁うつ病の症状の違い、薬物療法の違い、類似の境界性パーソナリティ障害などとの鑑別方法、このような病気が増えてきて背景をまとめている。その後、診断後のガイドラインや外来診療現場の現状、職場復帰プログラムなどや周囲の人ができることをまとめている。

    類書に比べて、比較的スポットライトがあたっていない病気をわかりやすくまとめようとしているのがわかった。レイアウトもみやすいので、一読してもよいかもしれないと思う。

  • ちょっと首をかしげる部分もなかったわけではないけれど、シロウトが読むには今まで一番詳しく納得いく内容。正しくこの病気を理解するために、患者より家族や周囲の人たちが読むことをお勧めする。

  • 増え続ける自殺者。自殺の背景には、躁うつ病という気分障害がある。精神科医として活躍してきた一方躁うつ病を患った著者が、病気のあらましから、自己診断チャート、治療法、周囲の対応まで、わかりやすく説く。

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著者プロフィール

1960年神戸市生れ。精神科医、医学博士。
香川医科大学(現香川大学医学部)、同大学院卒。折野病院精神科医長、香川医科大学精神科講師を経て、現在、麻布大学生命・環境科学部教授、同大学健康管理センター長。東京女子医科大学特別講師。日本臨床精神神経薬理学会専門医、精神保健指定医、認定産業医。専門は精神神経薬理(CYPによる向精神薬の代謝)、遺伝学(ゲノム検査)、アニマルセラピーなど。著書に『精神科医療サービスを上手に受ける方法』『かくれ躁うつ病が増えている』(以上法研)など。

「2017年 『大人の“かくれ発達障害”が増えている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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