子どもの発達障害家族応援ブック: 発育、成長、生活の「困った」を解消する 家族だけで悩まないで!

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  • 法研
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784879549488

感想・レビュー・書評

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  • 発達障害に関する知識が一から書かれています。この本の良い点は、「どうすれば良いか分からない」という気持ちをサポートすべく解決策についてかなり具体的に書かれてあることです。発達障害の種類を踏まえた向き合い方や、親もサポートが必要なこと、行政による福祉など、希望を持てる内容になっています。
    私自身は発達障害の子供がいる訳ではありませんが、発達障害の子供と接する機会があります。この本にも書かれてある通り発達障害だから弱い存在と見るというよりは、発達の仕方の一つの個性と見てあげるところから始めなければいけません。親や周りの大人たちからその知識を持って接するべきです。正直なところまだまだこうした知識は一般的ではないように思いますし、私もこの本を読むまで知りませんでした。願わくばそうしたハンデを抱える子供たちが適切に向き合ってくれる環境がもっと整って欲しいものです。

  • 周囲の人がどうサポートしたらいいかが具体的に書いてある良本

  • 妊娠中に、子どもの個性について勉強したくて手に取りました。この本の著者は、発達障害をはじめとした子どものこころの臨床に従事している医師です。発達障害が治すものではなく、つき合っていくものだという基本的な考え方から、周りの大人たちがその個性を理解するための具体的な情報まで載っています。

    個人的には、下の3つが心に残りました。
    ▶ある状態を障害とみなすかどうかは、所属する社会や文化によって決まる。例えば、オランダ人の平均身長は日本人の平均より10センチ高く、便器の高さが日本人には合わない。

    ▶発達障害は『治る』ではなく、「つき合っていく、障害の部分を支援していく」の考えで捉えるものだ。

    ▶好き嫌いは個性。偏食を無理に治す必要はない。

  • 発達障害の子どもを持つ家族への支援を精神科医の著者が記している。支援というと本人に対して支援者がどう接するかという話が多いが、一番当人に接する機会が多いのは家族であり、そこに対する支援方法を確立していきたいと思い、この本を手に取った。
    保護者の支えになれるような支援者になりたい。

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