本について授業をはじめます (ちしきのもり)

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著者 : 永江朗
  • 株式会社少年写真新聞社 (2014年9月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (148ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784879814937

本について授業をはじめます (ちしきのもり)の感想・レビュー・書評

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  • 本について分かりやすく書いてあります。

  • 児童向けに書かれているので、本の歴史や本の流通のしくみがすごく分かりやすかった。
    本とつきあい方のコツとして、気楽に読むこと、つまらないと思ったら途中でやめてもいいこと、最初の10ページと最後の10ページを読むだけでもいいことを教えてくれている。

  • 「読書のすすめ」うんうんとうなずきながら読みました。

  • 永江朗の『「本が売れない」というけれど』を読んだのと前後して、「ブックマーク」読者のKさんからの本ネタ通信で、この本が紹介されていて、図書館にあったので借りてくる。

    少年写真新聞社の「ちしきのもり」というシリーズの1冊で、版元のサイトによると、これは"小学校中・高学年以上対象の新ノンフィクション"らしい。

    1時間目「ぼくらのもとに本がとどくまで」、2時間目「本のルーツをたどる旅」、3時間目「本と仲よくなるには」という構成で、Kさんが「一見すると児童書だが、中身はかなりマニアック、というアンバランスさも、面白い」と書いておられたとおり、字も大きいし、ちょっと込み入った字にはルビが振ってあるし、見た目はたしかに"小学校中・高学年以上対象"だが、『「本が売れない」というけれど』で書かれていた内容と重なるところもあったりで、大人が読むのもおもしろいと思う。

    3時間目に含まれている「未来の本について考える」は、紙じゃなくて電子、というようなちゃちな話ではなく、"いろんな本のかたち"を考えている。そもそも、本のかたちは変化し続けてきたのだ!

    ▼「文字や絵や写真を印刷した四角い紙を、そろえてとじて表紙をつけたもの」という現在の本のかたちは、本の長い歴史全体から見ると、最近のものにすぎません。これまで変化を続けたのですから、これからも変化し続けるでしょう。(p.120)

    「「本は四角くなくてもいい」と考えるだけで、いろんなかたちの本がつくれます」(p.121)に始まる、さまざまなアイデアの部分がおもしろい。新しい世代は、もっともっといろんな本を考えだし、つくりだせるのではないか。

    ▼本は紙でなくてもいい。昔の本が粘土や木だったことを考えると、どんなものでも本になります。たとえば布でできた本はどうでしょう。もしも一枚の大きな布に印刷した本なら、自由にたたむことができますね。…(略)…もっと大きければ、テントのようにして、そこに住むこともできるかもしれない。本の家です。
     布の本なら、必要なところだけ切り取ることもできるかもしれません。丸めたり、たたんだり、ポケットに入れるのも簡単そう。地図なら旅行するときに便利ですね。ポケットに入れておいて、道を確かめるときにさっと出す。時々、その本であせをふいたり、寒くなったら首に巻いたり、日が差してきたら頭に巻いたり。ゆかたに仕立てれば、着ることもできます。
     本がうすいプラスチックだったらどうかな。雨の日でも平気ですよ。おふろの中でも読めます。急に雨がふってきたら、広げてかさのようにすればいい。鉄やアルミニウムだったらどうだろう。ガラスだったらどうだろう。本は紙じゃなくてもいい、と考えるだけで、いろんな本をつくれます。(pp.122-123)

    「おわりに」で永江は、「未来の本はきみたちのもの、本の未来もきみたちのものです」(p.139)と呼びかけるとともに、これまでの本を大切に保管して伝えていってほしいという。「未来を考えるヒントはいつも過去の中にあります。そして、過去がどんなだったかを教えてくれるのもまた、本なのです」(p.139)と。

    コアラが食べるものとは種類が違うそうだが、口絵に写真で紹介されていた「紙の原料はユーカリです」というのが、私には驚きだった。ユーカリ? ちょっと検索してみたら、『沈黙の森・ユーカリ―日本の紙が世界の森を破壊する』といった本もあるらしい。ユーカリか~。もうちょっと知りたい。

    (12/11了)

  • ★★★☆☆
    ・本が一本の木からどのようにできるか。
    ・本の歴史
    ・どこで本と出会えるか
    本について学ぶ

    本の授業をする前に一度読んでおきたい。
    子どもはなかなか読み通せないかも
    (まっきー)

  • 本はどのようにつくられるか。

    紙、紙の製法、原材料。
    印刷技術。

    本を作る人。
    作家、編集、装丁、営業…。

    本の歴史。
    古代の壁画、粘土板、パピルス、製紙法の発明、グーテンベルクの活版印刷…。

    今後、どんな本ができるか。
    電子書籍の可能性。
    匂いのする本。
    読み手の名前が主人公になる本。

    「本」というキーワードで、放射線状に物事を俯瞰できる1冊。

    一般の人もさらっと読んでも面白い。

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