書林探訪―古書から読む現代

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著者 : 紀田順一郎
  • 松籟社 (2005年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784879842343

書林探訪―古書から読む現代の感想・レビュー・書評

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  • 古書を訪ね、古書に尋ねる。古書は、記憶装置である。封じ込められた“過去”をほりおこし、それを“現代”に照らし返すと、驚くほど立体的な知識や情報を得ることができる。本の町・神保町に足を踏み入れて50余年、古書探しの達人であり、古書読みの名人である著者による、実践的・古書の愉しみ方入門。(2005年刊)
    ・まえがき
    ・古本屋探偵、神田に現る
    ・書窓漫録
    ・書林探訪
    ・あとがき

    著者の紀田順一郎は、書物論、情報論、近代史などを専門として評論活動を行うほか、小説など創作も手がけている。(松籟社ホームページより)
    古本屋探偵ものの古書ミステリーなどで馴染みが深い。
    「古本屋探偵、神田に現る」にはニヤリとさせられる。
    「書窓漫録」と「書林探訪」は、古書にまつわるエッセイである。著者の知識の広さ(関心の幅の広さ)には脱帽であるが、興味の対象が偏る身としては、いささか読むのに骨が折れた。

    以下、特に興味深かったもの

    「秋葉原の記録魔」
    藤岡屋日記の話。江戸府内絵本風俗往来の中に藤岡屋由藏のスケッチがあるという。、

    「ああ、忍ぶべし忍ぶべし」
    幕末の米総領事ハリスと下田奉行 中村時万との交渉のエピソード。激高したハリスは青銅の火入れを日本側に投げつけ、一行がいっせいにさやを払おうとするのを、奉行が抜くな抜くなと必死に手まねで制したので、危うく事なきを得た。あとで休憩室に下がった奉行は、「さぞかし弱い士だと思ったろうな」と話しかけ、ひとりごとのように「嗚呼忍ぶべし忍ぶべし」と嘆声を発したという下岡蓮杖の回顧。

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