ドイツの作家(1871-1950)。戦間期、ヴァイマル共和国を代表する知識人として活躍。作家トーマス・マンは実弟にあたる。ナチス政権成立後、フランスに亡命。母国ではその著書は販売禁止となった。第二次世界大戦勃発後はアメリカに渡り、カリフォルニアで亡命生活を続ける。戦後、東ドイツの招きで帰国する予定であったが、直前に客死。代表作は本書『ウンラート教授』のほか、帝政下の臣民根性を痛烈に諷刺した長篇小説『臣下』など。 「2007年 『ウンラート教授 あるいは、一暴君の末路』 で使われていた紹介文から引用しています。」