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- Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
- / ISBN・EAN: 9784879956248
感想・レビュー・書評
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檸檬の花の指をした風が
眠れる者すべての上を吹き渡った
先年の風 幾月 幾週の風
緑の風となり 黒鉄の山脈から吹いてきた風が
それは過ぎ行く優しい嵐のごとく
荒涼たる石の境内を浄めていった
沈黙の中の1粒の麦のように だが
麦粒への慈悲心など誰に請えというのだ
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『大いなる歌』(1950)に収められている長編詩「マチュピチュの頂」(1948 aituras de macchu picchu)。
詩は・・・やっぱり翻訳された詩を読むのは苦手。
もちろん、翻訳でも訳者の方の奮闘のおかげで原書の詩のもつ息吹のようなものは感じることができた。
マチュピチュの景色が頭をよぎる、ロマンあふれる力強い詩。
後半は、訳者・野谷文昭氏による長い解説。
この解説によって、いままで全然知らなかったネルーダのことが分かった。
ネルーダ、原書で読みたいなぁ。 -
パブロ・ネルーダの詩集。
約半分が、野谷文昭氏による解説ですが、
この詩人を知る良い資料になってると
思います。
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