臨床倫理学: 臨床医学における倫理的決定のための実践的なアプロ-チ

著者 :
  • 新興医学出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784880024851

感想・レビュー・書評

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  • こちらは有名なJonsen先生の本。白浜先生もお訳しになっている。机の上にほったらかされていたけど、ようやく読めた。

    うーん。この語り口が、アメリカ。どうしてこんなに断定口調で言えるんだろう。全体的には規範的な倫理で、そうなっているから、そうなっている、というトートロジーが多い。正義に対する過度な信頼もアメリカ調だ。そのわりに、「どのような保険プランによって採用される制度も、公正な分配の原則を反映すべきであり、サービスに対する正当な権利を持つ人はすべて差別なくサービスを受けられるよう保証されるべきである(中略)公正な医療についての、、、、」(211p)

    ある特定の保険プランの中での「公正な医療」ってそれ自身矛盾してませんか?

  • <シラバス掲載参考図書一覧は、図書館HPから確認できます>https://libipu.iwate-pu.ac.jp/drupal/ja/node/190

  • 倫理的によいのか悩むことも多い中、この本は「あるある!」というケースが検証されています。
    特に改訂された版では、小児の分野が付け加えられているのが秀逸です。
    小児は「親の決定」という部分で大人と違うので、それが検証されているのが助かります。
    困ったりしたらここを見ると勉強になりますね。一見の価値あり!

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著者プロフィール

赤林朗(あかばやし あきら) 東京大学大学院医学系研究科医療倫理学分野教授。

「2021年 『間違った医療 医学的無益性とは何か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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