- Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
- / ISBN・EAN: 9784880082578
作品紹介・あらすじ
アメリカ南部の大衆文化のみならず、ローリング・ストーンズをはじめポップの領域にも広く浸透している神秘の宗教、ヴードゥーとは?アフリカ系アメリカ人のルーツを求めて、ジャマイカ、ハイチを旅して描いたヴードゥーの儀式のすべて。
感想・レビュー・書評
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[private]Sabres Of Paradaise"Wilmot"のジャケ元ネタ図版あり。
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ちょっとした衝撃でした。この本に書かれている事がどこまで真実なのかは、僕には検証しようもないですが、本当だとしたら世界の見方が変わるかと。
ハイチとジャマイカのヴードゥー教の実態について多く書かれている紀行ものなんですが、それが凄い!
映画やTVゲームに出てくるゾンビを創り操る人がいると、作者は実際にゾンビに会い写真も載ってました。にわかには信じられませんが、妙にリアルでした。
他にも魔術的ギャング集団とでも呼べそうな人達の事や、アフリカから奴隷と共にジャマイカやハイチに伝わった毒殺方法の事、
民間のある女神を信仰すると童貞のままだとか、興味深い内容が盛り沢山でした。
この本が執筆された後にハイチでは魔術を使うと言われる独裁者が現れたらしい事を読後に知りました。
元になったアフリカ西部についても興味がわきました。
いろんな意味で衝撃の本です。 -
土着的な信仰は恐ろしくて純粋
宗教とはちょっと違うんだろうな、と思っていたら 宗教ってのは基本的にはキリスト教を指す言葉のようです。
(西洋人は仏教を宗教じゃなくて思想だと位置づけているらしい、納得)
でも呪いとか悪魔崇拝とかも生きる術(精神安定剤、秩序の維持)としては結局のところ似たり寄ったり
精霊の仕業だって言ってみたり、神の思し召しって言ってみたり、他力本願のお経唱えたり、
自分が居ないはずの場所に足を踏み入れる勇気はないので、誰かの書いた紀行文で追体験
いってみたいなよそのくに