ニッポンの素: ルポ「今」を支える素材産業

著者 :
  • 新宿書房
3.79
  • (3)
  • (5)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 28
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784880083292

作品紹介・あらすじ

モノづくりの原点というべき素材産業。技術立国日本の素を支えてきたその現場についての、三年以上の長期に渡るルポルタージュ。取り上げた素材について、さらに理解を深めるための関連する展示施設や産業遺産、インターネットのサイトなどを紹介した「ガイド」も多数収録。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 1-8 工業技術論・技術史

  • 途中までしか読んでないけど、面白かった。時期が割りと古めなのがちょっと残念。

  •  すべてのものを作る上で必須ともいえる「素材」にフォーカスを当てた本。

     紹介されている素材は一つ一つは短いものの、多様な使われ方をされていることがわかり、おもしろい。

  • ニッポンの製造業。それも素材産業について丹念に追ったルポルタージュ。
    日頃目にする工業製品の素材がどのように作られているかを知るには最適な1冊。
    中国や、韓国の工業に比べ今の日本の工業にアドバンテージがあるとすれば、素材産業に厚み(これは生産量としてもその技術にしても)があり、必要な素材を必要な品質で自国内で調達できるというメリットだ。
    中国は今、EU統合によって、域内でドーナツ化が起きたドイツやフランスからプラントを丸ごと購入することや、余った金で日本の中小企業の買収を進めることで素材産業のかさ上げを計ろうとしており、日本も努力なしではこの先も安泰というわけにはいかない。
    また、この本が記された時期ではまだあまり表立ってはいなかったが、製鉄に代表されるように、グローバル化により今まで以上にスケールメリットを追求しなければならない業種になってしまっており、製品ではない部分での競争も激しくなっている。
    こういった状況の中で今、我々非専門家が日本の素材産業を見直すための資料としては本書が一番のものだろう。

  • 鉄、塩、ガラス、アルミ、絹、化学繊維等日本の素材産業のお話

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

昭和21 年、長野市に生まれ。
長野高校、早稲田大学を卒業後、信越放送(SBC)に入社。報道部記者を経て、ラジオを中心にディレクターやプロデューサーを務める。平成10 年に「つれづれ遊学舎」を設立して独立、現在はラジオパーソナリティー、フリーキャスターとして活躍。
主な出演番組は、「武田徹のつれづれ散歩道」「武田徹の『言葉はちから』」(いずれもSBC ラジオ)、「武田徹のラジオ熟年倶楽部」(FM ぜんこうじ)など。

「2022年 『武田徹つれづれ一徹人生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

武田徹の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×