親密性の変容

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制作 : 松尾精文、松川昭子 
  • 而立書房 (1995年7月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784880592084

親密性の変容の感想・レビュー・書評

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  • 序章と3と4と8章だけちゃんと読んだ。ほかのところはちゃんとよめてない

    翻訳が雑すぎ

    8章要旨:純粋な関係性(pure relationship)はふたつの帰結をもたらす。ひとつは、親密な関係性を継続していくためには性的排他性にもとづく信頼感(trust)と自己投入(commitment)が必要になるが、これらは共依存を生じさせてしまいうるということ。関係が終わってしまうことへの不安感がその根源にある。もうひとつは、親密性(intimacy)の達成にはふたりの権力配分の平等が必要になるが、これは自由に塑型するセクシュアリティ(plastic sexuality)が可能にするその場限りの性関係によってもたらされるということ。セクシュアリティおよびジェンダーの相違に由来する男女間の闘争は純粋な関係性の広がりを阻むが、その一方で、この闘争は親密性の変容という事態によって和らいでいくのかもしれない。

  • 前半は事例も多くわかりやすく読めた。後半は難しい……

  • 再帰的近代化の社会において親密性はどのように変化するのか、そのとき我々はどのように振舞うべきかを論じた一冊。

    最低限の近代の歴史や定義付けを理解していないとちょっと理解に困難を生じるかもしれないが、基本的には非常にわかりやすく、切り口の鋭い論点を提示している。

    ギデンズの念頭には、近代社会の二重構造、日本だと上野千鶴子が指摘したような、公的空間と私的空間の分離にもとづく社会構造が古い価値観として前提されている。日本でいえば高度成長期の、働く夫に専業主婦、マイホームに車、二人の子供……を理想とするような価値観だ。ギデンズは、このような近代社会が提供してきた、あるいは押し付けてきた役割というものが近年崩れてきており、自分が何ものであるかということを自分で構築しなければならない時代がきているという。さもなければ、我々は嗜癖や共依存に陥ってしまうのだ。

    日本もようやく、近代の価値観が現実の社会環境の変化によって打破されてきており、ギデンズやベックのいう再帰的近代化が進行しているように思える。彼らの提示した枠組みや概念の蓋然性は我々がこれから現実と照らし合わせて評価し、作り替えていかなければならないが、時代を先取りしたおっさんのアイディアをちはりばめたこの本が、その重要な素材になりうることは間違いない。

  • タイトルの通り。異性交遊の変化について社会学的なアプローチで論じた本。難解な表現が多い。

  • 初めてのギデンス。理論派ギデンス。

  • ギデンズによるジェンダー/セクシュアリティ論。アディクション(嗜癖)を媒介として、親密な関係性と自己とがいかに構築されていくか(平等な関係と民主性を指向する「純粋な関係性」への改革も含み)を論じ、なぜか最後は政治改革になる(^^;)「親密性」といえば…の基本文献だし、示唆に富んだ箇所もあるし、フーコー批判も興味深い。が、何度読んでも、今ひとつピンと来ない。訳註もないし、訳語も難アリのよーなので、やっぱり原文で読んだ方がいいのかも…(とほほ)。日本語版としては、ホントは★3.5くらい。

  • フーコーやらの理論から色々と。ギデンズの本の中では印象薄いな。

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親密性の変容の作品紹介

性の解放は、われわれに何をもたらしてきたのか。感情革命の行く末を問う。

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