パパのデモクラシー

著者 : 永井愛

• 而立書房 (1997年2月1日発売)

感想・レビュー・書評

[エプロンパパさんの感想 · 2021年1月20日]

戦後、「民主主義」がやってきた時、人々はどう受け止めたか。元軍人の妻や元特高の刑事、神主、映画の助監督など様々な人々が右往左往する姿が可笑しい。なんというリアリティーだろう。

著者プロフィール

1951年 東京生まれ。桐朋学園大学短期大学部演劇専攻科卒。
1981年 大石静と劇団二兎社を旗揚げ。1991年より二兎社主宰。
第31回紀伊國屋演劇賞個人賞、第１回鶴屋南北戯曲賞、第44回岸田國士戯曲賞、第52回読売文学賞、第１回朝日舞台芸術賞「秋元松代賞」、第65回芸術選奨文部科学大臣賞、第60回毎日芸術賞などを受賞。
主な作品
「時の物置」「パパのデモクラシー」「僕の東京日記」「見よ、飛行機の高く飛べるを」「ら抜きの殺意」「兄帰る」「萩家の三姉妹」「こんにちは、母さん」「日暮町風土記」「新・明暗」「歌わせたい男たち」「片づけたい女たち」「鷗外の怪談」「書く女」「ザ・空気」「ザ・空気 ver.2 誰も書いてはならぬ」「ザ・空気 ver.3 そして彼は去った…」「私たちは何も知らない」

「2021年 『鷗外の怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」