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- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784880592572
作品紹介・あらすじ
まだ、見たことのない飛行機のように高く飛んでいきたい、格子なき獄舎にいるくらいなら。わたしたちは若いのだもの。
感想・レビュー・書評
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卒業公演で上演しました。
敗北の物語、それでもなお立ち上がろうとする物語。
少女たちはなんて脆くて強くて悲しくて美しいんだろう。
わたしも飛行機のように高く高く飛んでいきたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
男性との一対一の会話禁止、発覚したら退学。
「質実剛健」から「温順貞淑」へと校則の変更。
「青鞜」が出版された時代の女子師範学校の生徒たちの、女性としての生き方を問い直す群像劇。
おきゃんで生意気な女学生の熱意が胸に迫る。
教師の裏切り、同士の撤退・・・そんな現実のなかで初江の決意が痛々しいまでに美しい。
彼女の希望に対する信頼の強さに圧倒される。
私は、「女学生」の系譜に連なれたことを心から誇りに思う。 -
あー、これがドラマなんだなー、頭で考えることよりも、理想よりも、理屈よりも感情なんだなー、人間が動くのは。見えない飛行機に乾杯。
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