隣り合わせの灰と青春―小説ウィザードリィ

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著者 : ベニー松山
  • JICC出版局 (1988年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784880634944

隣り合わせの灰と青春―小説ウィザードリィの感想・レビュー・書評

  • それは、正に陰鬱で血生臭く、死と隣り合わせの迷宮。目的以外の全てが謎に包まれ、冒険者はただ、生き残る為に戦う。唯一、戦い成長する事が死を遠ざける行為であると同時に、それが最も死と隣り合わせの行為なのである。

    トレボーやワードナ、冒険者達の複雑な思惑が交錯し、物語が進んでいく。
    トレボーとワードナの関係、ワードナと悪魔達との関係、迷宮の存在意義。ワードナやバンパイアロードが何回も生き返る理由。ゲームでは語られなかった独自の解釈がなされる。
    色々な意味で、バンパイアロードはカッコイイ。

  • 面白い。続編読みたいけど高いな。

  • 昔読んでとても気に入っている本です。

  • ファミコン必勝本で初めて読んだ時は、多分「SCENE11 悪のパーティ」辺りだったと思います。西洋風のイラストも載ってまして。主人公のライバルとなる悪のパーティ初登場・勢揃いの回。カッコ良かったなぁ。 ベニー松山氏の文章ですが、とても面白かったです。ウィザードリィをあまりプレイしたことがないんですが、むしろ、だからこそ楽しめたのかもしれませんが、ゲームとファンタジーの中間というか。バランスを保ったいい内容だと思います。

  • 名作として名高いファミコン版「ウィザードリィ」のゲームノベライズ。ゲームの自由度そのままに、想像を逞しくした内容は今読んでも心が震えます。フラック戦、ワードナ戦はハラハラして熱い。ストーリー展開も起伏に富んでいて、キャラクターで見せる今のゲーム小説とはひと味違って、硬派で気に入ってます。カシナートの剣に妖刀村正、やっぱり主人公は侍で決まりですね。

  • 小学生の時に読みました。
    RPGの元祖であるウィザーリィを題材にしたファンタジー小説で、今の自分のベースとなった作品です。
    たくさん本を読まずとも、本当に好きな作家の作品を超じっくり読むことで文章力が磨かれるという僕の持論の骨子になっているのはこの小説。
    多大な影響を受けた一生忘れられない出会いです。

  • Wiz#1のノベライズ。『風龍』はいかにも小説という感じでしたが、こちらは何というかゲーム色がより強い気がします。
    細かい描写にあるあるネタが多くて、自分のプレイのときの苦労と重なってつい苦笑いしてしまいます。冒険の背景やエンディングの解釈が斬新で面白かったです。

  • もう何度目か分からない再読。

     コンピュータRPGの小説の最初期に位置づけられるゲームノベル黎明期の傑作。「ファミコン必勝本」に連載されていたものに加筆修正して単行本化した作品。
     「wizardry」という情報量の極めて少ないゲームに独自の解釈を加えて読者を世界観に引きずり込んでくれます。この小説からウィズフリークになってしまった人は多いでしょう。
     Wizの世界観をモンティパイソン的なカオスな世界観から一転して硬派なファンタジーにイメージを変えてしまった原因とも言えますが、中世ファンタジーに慣れていなかった当時の日本人にはかえって良かったんじゃないかと思います。

     かくいう自分も友人から本を借り受け、どっぷりと引き込まれ、翌週にはオモチャ屋に自転車を飛ばしてウィザードリィを求めに行ったものでした。

     ゲーム小説というと、今ではそのゲームを遊んだ人向けのノベライズというイメージが強いですが、この作品はWizを知らない人も虜にする魅力があります。今では文庫版も含め入手も難しいですが、もし見かけるようなことがあれば是非(普段ゲームを遊ばない人にも)読んでみて欲しいと思う作品です。

     俺はこの本は墓まで持っていきたいなあ。

  • ファミコン雑誌「ファミコン必勝本」で連載していた「ウィザードリィ シナリオ1」の小説化。
    タイトルが秀逸すぎるが、それ以上に内容も素晴らしい。
    Wizファンは絶対読んでいると思うが、改めてお勧めする。

  • 「ファミコン必勝本」という雑誌に当時連載されていた時分からリアルタイムで読んでおり、そして単行本化された本書を読んで新たに感動した、若かりし頃の想い出の一冊。

    中学生だったか高校生だったか、「ウィザードリィ」にどっぷりとはまり込んでいたあの頃の私にとっては虜になって然るべしのテーマ、そして内容。
    ゲームを知っているものなら思わず昂ってしまうような仕掛けが随所に用意され、またそれでいてストーリーも至極真っ当に破綻なく盛り上がりどころを設けつつスムーズにスピーディに、非常にセンス溢れる流麗な文体によって進行する。

    これをしたためた著者の年齢がとても若かった、ということにも大層驚いた記憶がある。

  • 私に小説の面白さを教えてくれた一冊。
    そして今でもこの作品(と、続編)が私の一番。

    魅力あふれる登場人物達のやりとりや、
    緊張感ある物語の展開に終始痺れっぱなしでした。

    WIZ好きはもちろん、ゲーム好き、ファンタジー好きの方など、是非多くの人に読んでもらいたいと思います。

  • ウィザードリィはプレイした人すべてが自分のストーリーを持っている。想像力を駆使して、冒険譚を作り上げていく。
    この作品はベニー松山のストーリー。迷宮の埃っぽさと冒険者の汗の臭いが感じられる描写が生々しい。
    コンピュータで演出されたロールプレイングゲームは、この作品によって生きた人間の物語となる。

  • ウィザードリィを題材としたRPG小説の中で最高傑作。昔手放してしまっていて、悔やんでいたのが、運良く古本でゲット。

  • WIZ好きは読みなさい

  • とにかくタイトルが素晴らしい。
    そう。灰と青春がギリギリの背中合わせなんだ!それがWizだ!灰上等!くびをはねられて一人前!

    ・・・RPG「Wizardry? 狂王の試練場」のノベライズである。内容的には・・・まぁゲームの世界観はよくわかる、かな。転職したての侍がダンジョン最深部へ突っ込んでいって生還するあたりはどうかなーと思ったりするけど、ゲーム知らなくても普通のファンタジー小説として破綻なく読める。

    もぅタイトルが全てを物語ってるので、それでOKだと思います。

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