教科書が絶対に教えない闇の世界史

  • 成甲書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (477ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784880861746

感想・レビュー・書評

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  • 1784年ごろ、始まった。

    計画は効果的かつ簡潔なもので、共産主義、ナチズム、政治的シオニズムなど国際的運動が組織化され3つの戦争と3つの権力の大革命が誘発されること。

    第一次大戦はイルミナティがロシア皇帝の権力を打倒し、かの国を無神論的マルクス主義の拠点とすることを実現んするために行われた。この後共産主義が確立され、それを利用して他の政府を破壊したり宗教を弱体化させることになっていた。

    第二次世界大戦を生じさせるにはファシストと政治シオニストの対立が利用されなければならなかった。シオニズムの権力を増大させてパレスチナにイスラエルを建国するために使われた。一致協力したキリスト教世界の権力にまで匹敵。

    第三次世界大戦のために政治的シオニストとイスラム世界の指導者の対立を煽ることが必要とされる。この戦争ではイスラム世界と政治的シオニズムが互いに滅ぼし合う一方で、この問題に関して他の国家も対立しあい、さらに分立させられて戦いを強いられ、肉体的精神的経済的な困憊状態に陥るよう指揮されなければならない。公平で理性的な見方ができる人には中東及び極東で生じている策略が悪魔的なこの目的を果たそうと目論まれたものであることを否定できないはずである。

    1871年、パイク
    第三次世界大戦が終結したのち、世界を完全支配を切望する人々は未曾有の社会変革を引き起こすはずだ

    >我々はニヒリスト及び無神論を放って社会変革を引き起こすだろう。そしてその社会変革によって恐怖のうちに残虐行為と流血の混乱の根源である絶対無神論の成果が諸国家にめいじされるだろう。その時国民は世界中で少数の革命主義者相手に自己防衛をしいられ、文明の破壊者を絶滅させることになり、大多数はキリスト教に幻滅し、その瞬間からその理神論的精神は方向を失うことになるだろう。

    そして理想を追い求めるもの、崇拝の対象を探しきれずに最終的に大衆の前にもたらせれるサタンの教義そのものが広く示されることでキリスト教思想と無神論の破壊、つまり同時に生じる両者の制圧と根絶に続く反動的動き全般の結果が示されることで真の光を受け入れることになるだろう。

  •  さて、フリーメーソンそしてイルミナティという陰謀的なものが本当に存在していたとしたらどうだろうか。

     あらゆる権力をすべて掌握した存在がこの世に存在しているとしたら......そして、自分がその権力を我が物として振りかざすことができたとしたら。

     こう考えてしまうとすべてがすべて陰謀だと切って捨てて良いのか迷ってしまう。過去の歴史の結果は今の歴史につながっていることは確か、そこからどのように現実を掘り返していくかそれが難しい。

     それを可能にしていくのがこのようなとんでも本と部類されそうな本であり、このような本の中に本当の真実も隠されている。

     そして、最も大切なのが自らの国の歴史と他国の歴史これを切り離して、またつなぎ合わして考えを深められる知性が現代人には求められている気がしてならない。

     やっぱり歴史は大切なんだと思いなおす。

  • 世界史の中で、如何にイルミナティが暗躍して世界支配を実現しようとしているか警告を発している作品。
    膨大な研究量と、非常にわかりやすい解説で、ヨーロッパの啓蒙主義が如何に欺瞞に満ちているかを改めて認識した。
    特に興味深かったのが、ヒットラーについての解説。
    悪の権化のイメージの強いヒットラーであるが、この本の中では、世界支配層に挑んだ英雄といった新しいヒッラー像を示してくれた。
    プロパガンダで、ものの見え方が180度変わってしまうことは、経験済みであるため非常に興味深く読んだ。
    近世のヨーロッパ動乱から現代に至る歴史を改めて見直す意味では、多くの方に読んでいただきたい本です。

  • こういう形での通史を読むのは初めてであった。私たちが日ごろ学んだり、知っていることが、必ずしも真実ではないということを教えてくれる。あまりにも疑り深くなるのはよくないが、受動的な情報ほどいい加減なものもまたない。真実(の多くを)を知ったがために殺されるなんてことは、世界史はもとい、日本史でも度々みられることなのだから。原書のタイトルにもなっている『Pawns In The Game』は、直訳すればチェスゲームの駒。人それぞれが自分の意志だと思って行動していることが、振り返って気づいてみれば、情報操作されていたものだったなんてことだってある。それを洗脳と呼ぶかどうかは別にしろ、これまで持たなかった視点と照らし合わせながら、今一度自分の頭で考えてみる機会をもつことは重要なことなのではないかと思う。私たちの知らないところで世界は動く。そのきっかけに本書が一役かってくれることは言うまでもない。

  • 自分が面白くなかった本って、面白かった本よりも気に留めるものがある。素材が良いとなおさら。これの敗因はあとがきのゆるゆるさ加減かなあと思った。闇の巨大組織、悪魔主義等が好きな人でも、別にこの本じゃなくてもいいかも、重いし。

  • 分類=事件。05年1月。

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