- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784880862552
感想・レビュー・書評
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積読状態を読破。
ひどすぎる一冊。読むだけ無駄。妄想本。星0個。
内容の真偽はともかく、引用している文献や新聞などの媒体の数はすさまじい。
それらを、すべて自分なりに妄想解釈する点はさらにすさまじい。
陰謀論好きの人はどうぞ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2010/5/18
副島さんなど、いろんな人の情報をつなぎ合わせた
本という感じ。
268ページの共生経済は、内橋克人さんの本の題名だし...” -
とりあえず
2010年から2015年までにかけては
後悔しないくらい目一杯、自分の力をつけよう
と思いました。
この本によると
「2012年までには確実に大恐慌なり、経済の大混乱が起こる」
そうです。
不景気からの脱却の出口が見えた
なんてニュースもありますが、
この本は真逆のことが書いてあります。
著者の推論的な部分もありますが、自分の知らない世界の現実について知ることは面白いと思います。
(なぜ、AIGは救済されてバンクオブアメリカは救済されないのか。なぜアメリカが国債を大量に発行するのか。なぜ中国が金を買いあさっているのか。FRBによる国の銀行全ての監視は何を意味するのかなど)
そして、起こった現実からこれからの未来が見えてくると思います。
この本は主にアメリカを中心に資料が集まっていますが、日本も対岸の火事では終わらない現状を実感できるのでは。
予想していた結果と予想しなかった結果、自分の状況が同じだったとしても受け取り方、対応の仕方は変わっていくと思います。この指摘が当たるなら少しながら構えられる。外れるならそれはそれでラッキーなこと。新しい視点が持てたことは感謝です。
資料に基づいたことなのか、著者の推測なのか分かりにくいところもあるし、
経済論ずる論理の中でこの主張がどのような位置づけになるのか分かっていないので、良書であるかどうかは正直な所、分かりません。
けれども、経済の内容としてはとても新鮮でした。
経済をよく知らない私には刺激的で面白かったです。
著者の推測ではなく事実そうなところで言うと
・世界の失業者は2008年3月では2100万人だったのが、2009年6月には日本で350万人、アメリカで1470万人、ユーロ圏で1490万人に達している。この15ヶ月以上で失業者は6割以上増えている
・ニューヨークは201億ドル、イリノイ州は132億ドル(州予算の47%)、アリゾナ州は40億ドル(予算総額の41%)の財政赤字でほとんど全ての州が赤字の状態。
特に、カリフォルニアは2009年は263億ドルの財政赤字で債務不履行(デフォルト)状態。公立学校の教員の給与が払えず、住民の持ち寄りによる寄付で教員給与をまかなっている地域もある。財政悪化の状況から知事が服役囚3万8千人の早期釈放、州立刑務所の閉鎖も検討しているという。
・アメリカの失業者の算出方法が変わり、現在は失業保険の申請者が失業者と認められている。週に一回でもアルバイトしている人や、求職中でも保険が切れた人は数に含まれない。(本当の意味での失業率は25%である。と著者は言っている)
もっと色々なことをデータを基にして著者は主張しています。
主張については本を読んで見てください。
一つ挙げるとするなら、
恐慌は意図的に起こされているという主張です。
バブルを意図的に起こし、恐慌を意図的に起こすこと(タイミングを知っていること)で最大限の利益を上げることができている。
負債は貸すものにとっては資産である。
負債をいかに創造するか。という戦略を立てているものが存在する。