巨匠に教わる絵画の見かた (リトルキュレーターシリーズ)

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著者 : 早坂優子
  • 視覚デザイン研究所 (1996年10月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784881081242

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巨匠に教わる絵画の見かた (リトルキュレーターシリーズ)の感想・レビュー・書評

  • ルネサンス前から現代までの絵画について、
    時間軸に沿って、画家ごとに1~4ページで
    解説している。
    それだけなら割とありそうな美術史の本だけど、
    本著の特徴は、その画家について同時代または後世の画家が
    どのように言及、評価しているかを、
    文献を元に記している。
    これにより、画家間の影響や反発が見えてくる。
    本来的には美術的表現に関するものだが、
    中には人間関係の好悪によるものもあって、
    彼ら美術史の「巨匠」が生きた人間であることが垣間見えて、
    読み物としても面白い。

    この本と、私の大好きな「絵画の読み方(西岡文彦)」だけで、
    とりあえず絵画ネタはかなり判るようになります。
    これでTV「美の巨人たち」も「日曜美術館」も
    「世界の名画」も「ぶらぶら美術・博物館」も
    2倍楽しめます。たぶん。

  • アートに興味あるけど、造詣は深くない貴方(それは私)にうってつけの本です。

    どちらかと言うと現代美術を見るのが好きなんですが、昨今のアートがあるのも先達の歴史や流れがあったからこそ!これは見なければなるまい、と色々美術史的な本を読んだものの教科書を読む時のように読み物としては楽しんで読めるものはなく、どうしても頭にすっと入って来ない。

    これはイラストと共にその絵画や作者について楽しく学べます。
    その時代の他の画家たちの批評なんかも書かれていて巨匠と言われる方たちがぐっと身近な血の通った人間として感じられます。何というか、そこら辺のおっちゃんがぶつくさ言ってる感じだったり、こいつ絶対偏屈だな・・・とか思えちゃうのが面白いですよ。

  • 画家を時代、運動によって分類し、数点の絵を載せてくれています。それに加え、他の絵画の巨匠たちが、その絵に対して(またその画家に対して)どう評価していたか、生の声が載せられています。

    大変わかりやすく楽しい。
    後期印象主義のゴッホについても、ベン・シャーンが語った言葉
    「ゴッホの絵画を居間の壁にかけているのは大きな誇りだろう。しかし、ゴッホその人を居間に座らせるはめになったら、こりゃあもう、考えただけでもえらいこったよ」
    このひとことだけでも、ゴッホの人となりがうかがえるのですが
    他の画家についても、色んな巨匠の飾らない本音が書かれていて、楽しめました。

  • ルネサンスから20世紀美術まで有名画家とその作品が紹介してある本。
    西洋美術にちょっと興味があるけど、どうやって一歩踏み出そうか迷ってる人向け!
    各画家1・2ページに作品、特徴、他の画家の意見とかが載ってて、気軽に勉強できちゃうすぐれもの。

    私はラファエロ、アングル、ルノワールが好きだな

  • 絵画に関しての簡単な事典として重宝する。入門としてもってこいである。一冊に有名画家の有名作品とコメントをギュッと圧縮してある本だ。

    これは「巨匠に教わる○○」というシリーズ本(全3冊)の1冊である。他のは所持していないが、機会があれば購入したいとも思っている。

    塾の教室に絵を飾ろうと思い久しぶりに手に取ってみたが、ついつい読みふけってしまった。あまり固くなく手に取りやすいということで初心者向けだろう。(何を隠そう私も初心者だ(笑))

  • この本の図解は現代式で嫌いじゃない。

    有名どころがひととおり押さえられていて、勉強になる。

  • 画家の解説がわかりやすい。

  • 資料ID: W0176436
    請求記号: 723||Ky 5
    配架場所: 本館1F電動書架C

  • 世界の名画が解説つきで学べる本。
    画家たちの裏話や秘話も載っていて、読みやすい。
    名画はもう少しページを割いてもいいかな、と思う。

  • 美術展に行くたび、該当する付近を読み返している。
    展覧会は好きだけど、何度行っても美術史が系統だって脳内に展開できない自分のような向きにはお勧め。
    大きな流れだけでなく、画家それぞれのおつきあいなどもわかりやすい。

    私は好きだが、マジメに美術史をやりたいひと向けではないように感じる。

  • 年表、画家のエピソード、図版、どれも十分に紹介されていて重宝する。それでいて手ごろな厚さがいい。

  • ・画家たちは、先人たちの仕事を理論的に消化するとともに、画題や構図、モチーフ、色彩などの面で、模写し、引用し、変奏して、その時代の新しい意味を付け加えていく。
    ・どんな巨匠も、過去の作品から、いかに消化し、新たな価値を生み出すかが、真の目的


    ・形をとらえるとき、輪郭はものの部分ではない。もの接したり重なりあったときにそう見える境界。:ダヴィンチ

    ・セザンヌ:絵画の物語や象徴ではなく、構図、タッチ、色彩という純粋な絵画的要素に価値があるという考えを成立させた。

    クリムト:彼の装飾的な傾向はアールヌーヴォーの形成に貢献した。

    ・モンドリアン:黒い線は画面を分割するためでなく、
    色が自由に浮遊するためにある。この黒いバーは構造の無限の柔軟性と広がりをつくりだす役割がある。

  • 古代から現代まで、その絵を見た他の画家の言葉を引用しながら一気に紹介されています。

    大変楽しく絵画の見方を学ぶことができました!
    載っている絵の量は多くないので、
    もっと色々な絵を見てみたい!と思うようになりました!

  • 分かりやすい。

    クリムトからホガートへ。平面性と連続性に関する著作等を調べる。

  • 20130616再読了
    蔵書。西洋美術の流れを作品やイラストを多用してわかりやすく紹介する、入門書的な本。主な画家をひとりずつピックアップして簡潔に解説するだけでなく、その画家に対する他の画家の評価も紹介されていておもしろい。●生で観た絵が出てくると嬉しくなる。●ここに出てこないけれど自分が好きな画家たちについて、調べてみたくなる。

  • この本すごく面白かった!
    たくさんの絵画が掲載されていて見るだけでも楽しいですが、名だたる画家たちが他の画家の作品について話した感想なんかも紹介されてて、それが面白い。画家って一口に言っても、哲学的で超然とした人もいれば子供みたいな人もいて、他人の作品を絶賛したりこき下ろしたり。絵画についてはど素人ですが、読み物としても楽しめました。
    自然が好きな私は、草花や空を見ているとそれだけで幸せになったりしますが、絵画のように「人が作り上げたもの」を見ても幸せって感じられますね。芸術って偉大です。

  • おすすめされたので読んでみたんだけど・・・

    内容が薄かった!
    有名な絵と画家を年代別に見ながら、たまに出てくる巨匠コメントをちらちらと読むという・・・

    もうちょっとちゃんと美術史とか美術論について読みたくなったので他の本の購入にいたりました。
    うまくはまったのかも?!

  • イラストも多く漫画に近いものを感じます。
    わかりやすい本です。

    絵画を見るのが楽しくなります。

    美術史の辞書代わりとしても◎ 
    内容は濃厚。

    大好きな画家がもっともっと好きになるかも。

  • 何回も読まないと、絵画の見方はわからない。
    やはり歴史的背景を知ることが絵の善し悪しを判断するための最良の材料なのだろうか。

  • ちょっと私が思っていたのと、内容が違っていたので
    勝手ながら星2つです。

    名前を知っている画家のところはしっかり読んで、
    あとは流し読みのような感じになってしまいましたが、
    へえ~と思うところもあったり、私よりもっともっと
    絵画に興味のある人が読んだら、きっと楽しめると思います。

  • 中世期から現代に及ぶ有名な西洋絵画と画家を網羅した入門テキスト。
    大きなタイトルに反して、手描きをメインにしているところに、あたたかみが感じられて、読みやすいです。
    イラストや年表などもすべて手描きという親しみやすさ。
    小ネタも満載しており、内容も楽しめます。

    ダ・ヴィンチ、ミケランジェロと並ぶルネサンス三大スターのラファエロは、先輩二人とは違って女好きだった、と書かれていた箇所では、笑ってしまいました。
    それでダ・ヴィンチやミケランジェロは、筋肉質の男性像に優れ、ラファエロは優美な女性像が得意なのかもしれません。

    パルミジャーノの『長い首の聖母』は、実に首の長さが印象的な作品ですが、の絵の横に、手書きで「首がねじれるー」と書かれていたのにも、吹きました。
    なかなかユーモラスで、子供でも飽きずに読み進められそう。

    印象主義の先駆者であるターナーは、作品に「何が描かれているのかわからない」と言われて「大切なのは印象を呼び起こすことですよ」と答えたのだそう。
    それが印象派といわれるきっかけとなったのでしょうか。

    同じロマン主義でも、イギリス人は自然、フランス人やイタリア人は人間が好き、と記されており、なるほどと思いました。
    確かに、国によって明確にテーマが異なっている点に、国民の嗜好の違いが見えて、興味深いです。

    一つの作品におけるさまざまな画家の反応も描かれていました。
    当世の画家たちは、予想以上にライバルを舌鋒鋭く批判したり、称賛したりしていたのだなあということがわかります。
    批判では、あまりにひどい皮肉に満ちたコメントがほとんどで、画家同士で激しい舌戦が繰り広げられていたようです。

    ルーベンスとルノワールの描いた女性像が並べて掲載されていました。
    それを見ると、構図や雰囲気が酷似しており、ルノワールがルーベンスを絶賛していたことがわかりました。

    スーラは生涯秘密主義だったとのこと。
    31歳で早死にした後で、愛人や子供がいたことが世に知られたそうです。
    完全にプライベートを守って、作品を世に出し続けていた珍しい画家だと知りました。

    オランダ人のゴッホは、本当はホッホというそうです。日本ではなぜかドイツ語読みのゴッホだと書かれていましたが、やはりGから始まる名前なので、ローマ字風に読んだからではないかと思います。

    幅広い年齢層に楽しまれる内容となっています。
    見た目のソフトさやおもしろさに対するように、なかなか専門的なことも記載されているため、読むたびに新しい発見がありそうな一冊です。

  • 中世から20世紀の半ばくらいまでの主な美術史の流れ、それに関わった作家を見開き1頁でわかりやすくまとめた本。
    詳しい内容は乗っていませんが、いろいろな作家に興味をもつきっかけになりそう。
    美術館に行ったり、ある作家について調べたりする入口になりそうです。
    中学生くらいの子からなら読めそうな本です。

  • 美術への造詣は全くありません。
    絵画は自分が好きか嫌いかで判断する程度の私でも楽しめるとてもわかりやすく書かれている本です。
    何度も読んでいます。
    暇なときに読むと美術館に足がむくかもしれません。

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巨匠に教わる絵画の見かた (リトルキュレーターシリーズ)の作品紹介

本書では、画家自身の作品に対する言葉、同時代の画家、作品に対する言葉、影響を受けた過去の画家、作品に対する言葉を作品とともに紹介しました。

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巨匠に教わる絵画の見かた (リトルキュレーターシリーズ)のKindle版

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