- Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
- / ISBN・EAN: 9784881081785
感想・レビュー・書評
-
[図書館]
読了:2012/2/2
デザインノートできゅんきゅんきた流れで。
UCS(Useful, Casual, Spiritual)という3つの区分け(テイスト)と、
1. 情報量(大, 中, 小)
2. 写真(角版、切り抜き、裁ち落としorぼかし)
3. ジャンプ率(小, 大, 中)
4. 図版率(小, 中, 大)
5. レイアウト様式(グリッド, 市場, 流水)
という5つのエレメントによる説明について、目から鱗だった(本職デザイナーにとっては当たり前の事なのだろうけど…)。
写真の形状について、角版=U、切り抜き=C、立ち落としorぼかし=S、というのは実際の誌面(ビジネス誌、カタログみたいな女性誌、ハイブランドの化粧品広告)を見ておぉ~、なるほどな~と思った。
野菜ジュースのパッケージにすら適用できるとは…(充実野菜=写真切り抜き・ジャンプ率大=C、癒し系=写真裁ち落とし・ジャンプ率小=S)。
同じ作者の「配色基礎講座」はパターン分けが多すぎてあんまり実用に使えなかったのだけどこちらは使えそうだなぁと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
良いレイアウトには理由があり、それは理論的に説明できるということを示してくれる心強い本。プレゼンテーションを行う上でこれを知っていることはとても有利になるだろう。最もセンスの良い人はこの本に書いてあることぐらいは無意識に理解してレイアウトをしているように思うが、それでも一読の価値はあり。この種の本は結構たくさん出ているが、なぜこの本を薦めるかというと、豊富な実例に非常に説得力があるということ、そして何よりこの本のレイアウトが非常に良くできていたからである。