- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784881082416
作品紹介・あらすじ
日本には世界に誇れる美しい色名が1000以上も残されています。それらの色名は、いかに日本人が自然と季節の移り変わりを愛してきたかをものがたります。
この本では、色名と色票、そして季節の変化を感じる旧暦の、二十四節気と七十二候を合わせ見ることで、もののあわれ、いき、わび、さびといった日本の美意識にふれていきます。
感想・レビュー・書評
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日本特有の色使いに隠されたものがたり。
色は季節を感じることができます。
限りない色の美しさを見てみませんか?
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
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「おしゃれ」は人によって定義は異なるけれど、「色」も有りと感じさせてくれる一冊です。色は時代や位を表す。どんな色にもすべて名前がついていて、四季がある日本だからこそ、色で表現できることを教えてくれる一冊です。
(カウンター担当/五重の塔)平成29年6月の特集「ファッションの本」 -
GWの真っ最中、今日は「こどもの日」ですが、立夏でもあり、春は昨日で終わりました。ということは花粉症の私も、気分を一新して夏を迎えています。5月というのは、朝は少し涼しくて日中も、ばててしまうほど暑くならないので気に入っています。
さてこの本ですが、恒例のGWの部屋の掃除をしていて発掘しました。この本は読んだというよりは、眺めたという感がありますが、ギトギトとした色というより、目に優しい上品な色が多く紹介されています。どの色もキレイですね。
赤系統、青系統、緑系統、黄色系統、茶系統でも様々な色があって、それらが季節ごとにある程度決まった組み合わせがあるのが素晴らしいですね。各季節ごとを装う重ねの色目だけでも、24種類も紹介されています。
夏は私の好きな、緑や青が何種類も登場しています。
この本で私が気に入ったのは、すべての色について、マゼンタ・イエロー・シアン・ブラックの配合割合のデータが載っていることです、これがあれば、ペイントソフトで自分で色をつくれますね。
気に入った色を、データとともに載せておきます。
・深緑:C/M/Y/B=100/0/75/75
・次緑:80/0/100/30
・青竹色:80/0/60/15
・夏虫色:60/0/60/60
・日本では旧暦の明治5年12月3日が、新暦の明治6年1月1日となった(p119)
2017年5月5日作成 -
和のカラーコーディネートを解説している。
きれいな写真とわかりやすい解説でよかった。