美しき「絆」のビジネス: 仕事で幸せになる秘訣

著者 : 生駒尚美

• 繊研新聞社 (2010年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[nicchoさんの感想 · 2011年6月3日]

色々なジャンルで、社会起業家として成功している人々を紹介。ビジネス書なのに、全ページ４ｃと贅沢。装丁が美しい。その人のポートレイトなどの写真があると良いなぁ。残念。文体も詩の引用などを交えて美しくまとまっている。

[Hirose Harukaさんの感想 · 2021年9月26日]

ビジネスを紹介している本なのに、まるで美しい小説を読んでいるような本だった。
紹介されている方々も皆素敵な想いを持たれていて、美しく輝いている。
その美しい糸が、生駒さんの言葉によって紡がれているような、とても満たされた気持ちになった。

10年以上経った今でも、もしかしたら今だからこそ、響く言葉。
今はなくなっている事業も多かったのが残念だが、その方達の現在のことや、新たに他の方の素敵なビジネスについてなど、続編が出たらいいな。

[マンボウさんの感想 · 2013年5月25日]

社会起業家・白木夏子さんの本と同時購入した。著者は文化関係のプロデューサーでもあり、白木さんの話を文章にまとめたライターでもある人。2冊読んでみると、多少のトーンの違いはあるものの、白木さんの本が、あきらかにこの人の文章だとよくわかる。

感想は、とにかく言葉が美くて、まるで詩集のようだった。内容は、ビジネス書というよりビジネスと人生をめぐる哲学の書。

すごく有名な人というわけではないので、amazonで白木さんの本との同時購入のレコメンドが表示されなければ出会わなかったと思うが、出会えて本当に良かったと思える秀作。アートのように、時折読み返して、世界観を楽しみたいと思った。