FBI特別捜査官―裁かれた判事

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  • 翔泳社 (1995年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784881352519

FBI特別捜査官―裁かれた判事の感想・レビュー・書評

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  • なんの落ち度もない人間は無慈悲に命を奪われ、その命を奪った犯人はすぐそこにいる。犯人は何食わぬ顔で人々に紛れて生き、何ひとつ罰せられることなく人生を謳歌し、さらに悪事に手を染める。
    犯人が何をしたか状況からわかっているのに、犯人をあげることができない。証拠がない。刑事コロンボのように、動機や条件から見て、事件当初から犯人はほぼ確定している。しかしその犯人を逮捕する為には、塵の山のような中から確実な証拠を集め、気の遠くなるような草の根捜査と捜査員たちの執念が必要であり、一人の人間を有罪とする為に払われる犠牲や労力は途方もない。それは生半可なことでない。執念といえど、長い時間が経てば薄れていってしまうこともある。
    それでも諦めず犯人を法廷へ引っ張ってこれたとして、それで終わりでない、ということを知った。むしろそこからが本当の審判であり、刑務所にぶち込んだあとの犯人に対する処理も見守らなくてはならない。あらゆる時間、労力、経費、人の良心、それらがひとつの犯罪のため、ひとりの愚かな人間の利己的欲望のため湯水のごとく浪費される。
    罪を憎んで人を憎まず、と言うが、そんな風に達観できるものだろうか?短絡的な自己の欲望から命を奪い、あらゆる人間の人生を傷つけ破壊した行いに対して、一体どんな規律や心構えや対処法を持てというのだろう?刑務所に入ったくらいで、それは償える事なのだろうか?
    人の性分というものは変わらない。余程の強い決意がなければ、人というものは変われない。残念ながら今の私には、利己的な理由から人の命を奪った代償として、それを償えるものがこの世にあるとは思えないのだった。
    汝、殺すべからず。

  • 2010/9/21

  • 一度挫折。再度読んでみたい。

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