コンピュータは、むずかしすぎて使えない

  • 翔泳社
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本棚登録 : 186
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (473ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784881358269

作品紹介・あらすじ

新しいカメラや携帯電話の機能が多すぎて使いこなせない、銀行のキャッシュコーナーの使い方がわからなくて赤っ恥をかいた、リモコンがいっぱい増えすぎて、どれがどれだかわからない、「パソコンを使いこなせなきゃ時代に乗り遅れる」と言われて焦ってるけど、そもそも「使いこなす」ってコトバの意味がよくわからない、「わかりやすい」「やさしい」パソコン雑誌や入門書を読んでも、やっぱり書いてあることがわからなくてバカにされた気分…みんな、「ホモ・ロジクス(デジタルおたく)」のせいなんです!インターネット最大の書店アマゾン・コムのベストセラー、日本上陸。

感想・レビュー・書評

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  • 操作デザイン/プログラムデザイン 知覚的なずれ

  • デザイン文書はプログラマの役に立つ。
    礼儀正しいソフトがある。

  • イマイチ得るものも少なく、今の時代にも合わず、分厚いだけで冗長

  • おっと、まさかの未登録だった

  • かなり古い本で、著者はVisual Basicの生みの親です。
    古い本ではあるのですが、「開発の際のエッセンス」というか「考え方」がたくさん盛り込まれています。デザイン関係では「ペルソナ」という言葉がありますが、そのあたりの開発手法にも触れられています。
    システム、アプリケーションを考えるにはどうするか?というひとつの考え方が示されています。若いプログラマの方には読んでいただきたい本です。

  • 製品の品質に最終責任を負うのは操作デザイナーであるべきだ

  •  Visual Basicの生みの親、アラン・クーパーが使いにくいソフトウェアをなんとかしようと書いた本。原著はもう10年以上前の本だが今でも学ぶべき所はたくさんある。ソフトウェアはバージョンアップの度にゴテゴテに機能が追加されて、動作スピードは落ち、使いづらくなる。例えば、WindowsやOffice、PhotoShopやillustrator…挙げていけばキリがない。それに対するクーパーの答えは「操作デザイナーに舵取りさせて、プログラムの前にきちんと設計図を描く。」という事。その為のツールとして想定するユーザを精密にプロファイルした"ペルソナ"を作り、彼らに動いてもらう事で何が必要で何が必要でないかをきちんと判断するシナリオを描く事。

     本書で重要なのはVisual Basicの生みの親であるアラン・クーパーが書いた事。これは2つの意味がある。まずはプログラマ故にプログラマを理解している事。本書ではプログラマがダメな理由を幾つも挙げているが、これをプログラマ以外がやると的外れな事になっていただろう。そして、もう一つはクーパー自身がVisual Basicによってダメソフトを量産する土壌を作ってしまった事。クーパーが罪滅ぼしの為に書いたのかは分からないが、彼が書く事でリアリティが格段に上がる。

     更に本書は「どうやって使いやすいソフトにするか?」ではなく、ソフトウェア開発のプロセスそのものを1から見直す構成になっており、その中で操作デザイナーは何をするのかを描いている為、開発者の人も、管理者の人も、マーケティングの人も、営業の人もそれぞれに影響を与えられる内容になっている点が非常に素晴らしい。

     ただ、訳者後書きで書かれている様に何を以て、そのデザインを評価するのか、操作デザイナーを評価するのかというのについては言及していないのが難点。余りにも操作デザイナー万歳な内容なので、下手をするとプロジェクトの実権が単にプログラマから操作デザイナーに移ったとしてもそれを検知する事が出来ない気がする。

     とは言え、本書はソフトウェアやサービスに関わる全ての人にとって重要な事が物凄くたくさん書かれている。なんか、うちの会社の製品おかしいなとか思う人は一度読んでみる事をおすすめする。

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  • コンピュータのあるべき姿、特にソフトウェアのインターフェイス(手触り感)がどうあるべきかを考えさせられる一冊。
    個人的には廃盤になるべき本とは思えない。
    良い本と売れ続ける本は違うということか。

  • kakさん:実装している立場からすると、ユーザの使い勝手をつい忘れ、作りやすさを優先しますが、この本により、世の中のシステムは、結構、システム範囲だなということを改めて認識しました。

  • 「ペルソナ」を最初に提唱したアラン・クーパーの著書。

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