校庭のコケ (野外観察ハンドブック)

  • 全国農村教育協会
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784881370926

感想・レビュー・書評

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  •  家の庭の草むしりをしていると,実にさまざまなコケが,様々な場所で生育している。以前は,なぜかゼニゴケで覆われていた場所に,最近は,いろんなコケが生えてきたので,その名前が気になってこういう本をながめてみることにした。
     で,初めて知ったのが,コケというのは,正式な科学の名前ではない…ということだった。

    コケは昔は"木毛”と書き,木の幹や枝に生える毛のような小さな植物を意味したという。同じようなものが,木の上だけではなく,地面や石の上に生えることから,いろいろな場所に生えるものもコケと呼ぶようになった。虫という言葉が昆虫だけでなく様々な小動物を指すように,みんながコケだと思っている生物には様々な仲間が含まれている。(8ぺ)

     あらま,そうなのね~。で,代表的なコケには「蘚苔(センタイ)類と地衣類があるらしく,本書では,それらをコケとして扱って説明してある。

    センタイ類は,シダ植物や種子植物と同じ植物の仲間であり,細胞の中には葉緑体があって,光を浴びて光合成をし,自分で養分をつくり出している。いっぽう,地衣類は菌類の仲間だ。(同上)

     あらま~,そうなのね~。ちなみに「トナカイはコケを食べる」の時のコケとは「ハナゴケ」というものだが,これは地衣類の仲間だそうである。あらまー,そうなんだ~。

     家の庭に生えているのは,スギゴケの仲間,コツボゴケ,トヤマシノブゴケ,ゼニゴケの仲間などがいそう。同定はできないけど(^^;;

著者プロフィール

公益財団法人環日本海経済研究所調査研究部長

「2011年 『北東アジアの食品安全保障と産業クラスター』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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