- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784881441732
作品紹介・あらすじ
「みんなに國鉄からプレゼント〜。豪華温泉つき九州横断列車の旅〜」「絶対に何か裏がありますよね?」「さすが班長代理、実はね…」えっ!高千穂線にお化けが出る?警四の任務は幽霊退治!?なんで東京駅勤務の俺たちが、と言いつつも國鉄で「最も長い距離を最も長い時間で走る列車」に乗れる!と俺、高山直人は浮かれていた。この旅でとんでもない「決断」を迫られるとは夢にも思わずに…。國鉄が分割民営化されなかったもう一つの日本を舞台に、夢の鉄道パラダイス・エンタテインメント第五弾。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
ぬるい展開の回だった。ちょっと期待はずれ。次回は期待!
-
安定して面白いけれど、2巻の時のような飛び出た面白さはないような。
-
ローカル線に幽霊が出る…そんなウワサの真偽をたしかめにいくのが、この巻の警四のミッションです。幽霊ではなく人間の仕業に違いない、とは思っても、どうやったらそんな幽霊を出現させられるのか? まったく見当がつきません。鉄道青春ストーリーの根幹は維持したまま、ミステリー仕立てを楽しみました。読んで思ったのは、国鉄は分割民営化する以外にも方法があったのではないか、ということです。分割民営化でなくても合理化はできる、そんなメッセージが込められているように思いました。
-
警四 のんびり温泉旅の巻です
しかし!そこは予定通りいかないのがこのお話しです 汗
今回は高千穂線に出るというお化け騒ぎを調査します
そしてキラキラのデコレーションケーキにふりかける粉砂糖のようにベルニナ王子を登場させるサービス付き♩
ちなみに今シリーズ始まって以来初めて桜井が一発も拳銃をぶっ放しませんでした (笑) -
鉄道モノながらここまでネタを控えめにしてた本シリーズですが、5巻はすさまじいネタのラッシュ。
特に急行高千穂は時刻表や編成表まで作りこんであって、知識があると見入ってニヤッとします。
舞台となる高千穂鉄道(作中では國鉄高千穂線)は残念ながら廃線になってしまいましたが、これ読むと行ってみたかったと思わされます。 -
国鉄が民営化されてなかったらという「if」の世界を表現した夢の鉄道エンターテイメントラノベの第5弾。
今回は幽霊騒動との解決のため高千穂線への旅。
完全に安定した作品になりましたね。
今回はバトルするところはほとんどなかったけど、たまにゆったりとした事件解決もいいですね。
まぁ、最後はこのラノベらしい終わり方だったけど(笑)
こういう作品の特徴が表れるのは好きですね!
ただ、無理に覗いてしまったとかトラブルで抱き着くとかのシーンはいらない。
この作品はそんな細工しなくても十分いい作品です。 -
高千穂で幽霊騒ぎを調査すべく,ちょっとした旅行へ.やっぱり読んでいく途中でネタは分かってしまうんだけど,それは面白さを減らしていないし,むしろこれを警四がどうやって解決していくのか楽しみで,そうしたキャラ構成とストーリー展開がうまいと思う.現地には魅力的な女性がいたというのはいかにも小説的ではあるけど,イラストがよかったので気にしない.桜井の浴衣姿のイラストは破壊力抜群だけど,できれば小海のイラストも見たかった.
-
あっという間に5巻目です、あとがきでも書いてましたがまだ始まって1年ちょっとの作品だったのですね、ずいぶんと長く読み続けてる気がしますしキャラクターにも愛着がわいてます。主要な登場人物も立ってますし脇キャラも使い捨てにしないのは良いですね。
今回の事件?的な出来事はちょっと物足りない感じでしたが、作中に出てくる高千穂線がかなり魅力的に書かれてます。まだ調べてすらいないですが実在するロケーションなんですかね?乗り鉄な行為は全くした事がないのですが、行けるなら乗りに行ってみたいと思わせる描写でした。
…気軽に行ける距離ではなさそうですけども。 -
このシリーズ、子供ばかりではなく、渋いオヤジ成分が必ず入ってるのがいい。そのおかけでリアルさが増してるし。表紙の20系寝台車、それもカニ22!、の絵に泣いた。
-
鉄道パトレイバー5冊目。高千穂線に現れる幽霊の謎を追え警四! 温泉旅館に泊まりながらね! というはなし。とうとう主人公が、國鉄のやりたいことと自分のやりたいことの違いに悩み出した。國鉄の分割民営化を企むテロ組織RJへの寝返り展開もあるかな。
このラスト、実はぜんぜん解決してないよね。毎回この方法に頼るわけにもいかないだろうし、いつか主人公が決断するときが来るんだろうなー。
この作者さんは展開をさくさく進めるから読みやすいんだけど、内面描写をあまり描かないから、感動しそうな場面でもさらっと流れちゃうのがもったいない。