起業する前に読んでおきたいお金の本 小さな起業のファイナンス

著者 :
  • ソーテック社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784881668832

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  • チェック項目8箇所。起業とは、たった1人で宇宙船に乗り込み、未知の惑星を目指すようなものといってもよいでしょう、しかも、惑星に到着するまでのルートは、自分で探さなければなりません、いえ、目指す惑星が本当に存在するのかさえ、何の保証もないのです。スケートの浅田真央選手が、22歳の若さで引退を表明しました、一方で、三浦知良選手は46歳で現役Jリーガーを続けています、その違いは、「闘争心」というエネルギーを持ち続けられるかどうかにあります、起業も同じです、ビジネスは、あなたのエネルギーに比例して大きく成長していくのです。あなたが資金不足のせいで起業できないと考えているのだとしたら、今一度、自分の事業計画が魅力的なビジネスかどうかを振り返ってみる必要があります、①事業コンセプトに説得力はあるか、②アクセス可能な事業ドメインを設定しているか、③実現可能な事業ビジョンを掲げているか、④商品に独自の強みはあるか、⑤価格設定は適切か、これらの要素を1つひとつ検証してみると、企業に踏み切れない理由が実は資金以外のところにあることに気づくかもしれません。一般的に銀行は、最悪でも事業計画の達成率8割を期待しています、もし計画の8割が達成できない事業計画だとしたら、もう一度、売上計画を見直す必要があります。少なくとも1年間の生活費の手当をしておけば、その間はトントンでもいいやという鷹揚な気持ちになることができて、冷静な判断力が生まれます。債権者から請求を受ければ、連帯保証人は拒否することはできません、金融機関は、借金の当事者の支払い能力の有無にかかわらず、最も回収しやすい連帯保証人に対して、借金の全額返済を請求することができるというわけです。創業計画書をつくる真の理由……事業に行き詰まったとき、目標を失って悩んだとき、事業計画書は、5年後のあなた自身に送る熱いメッセージでもあるのです。

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