スタートアップ租税法―租税法学習の道しるべ

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著者 : 酒井克彦
  • 財経詳報社 (2011年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784881772706

スタートアップ租税法―租税法学習の道しるべの感想・レビュー・書評

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  • 租税法の入門書として全ページ通読の価値がある。非常にわかりやすく、読みやすい構成。読み易いと感じたのは、自分がそこそこ知識を蓄えてから読んだためか本書の構成によるものかは不明だが、租税法を基礎から学びたいと思う人は読むべきであろう。時間があれば、続編のステップアップ、フォーアップに進みたいが、他に読みたい本があるので悩みどころだ。

  •  租税法と言えば金子宏『租税法』が有名ですが、初学者はあの厚さに面食らうのではないかと思います(私もそうでした)。経験上、もっとコンパクトで読みやすい本から入るのがベターだと思います。

     コンパクトにまとまったテキストとしては岡村忠夫他『ベーシック税法』などもありますが、意外とアドバンスな記述もあったりして初学者にはかえってわかりにくい印象があります(私も租税法を初めて勉強したときに図書館で借りて読んでみたのですが、今イチ合わなかったです)。基本事項を初学者にわかりやすく説明した本でないと、せっかく本を読んでも後々苦労することになると思います。

     初学者でも読みやすい本としては佐藤英明『プレップ租税法』や三木義一『よくわかる税法入門』『よくわかる法人税法入門』があります。両方とも文句なく良書ですが、本文が対話形式なので「テキストとしてカチッとまとまった本の方が読みやすい/使いやすい」というニーズからはちょっとズレます。

     本書は上記3つのニーズに応えたものだと思います。すなわち、

    (1) 租税法分野の全体にわたって概観されており、コンパクトにまとまっている
    (2) 基本事項や重要論点・重要判例などは丁寧に説明されており、コンパクトな分量の中で記述にメリハリがある
    (3) 初学者にも非常に読みやすい

     と三拍子揃った租税法のテキストです。
     特に(2)についてですが、租税回避(と脱税の違い)について本屋の比喩(図入り)を用いて説明してあります。ここを読めば、著者が基本的な概念を初学者にもわかりやすくキッチリ説明しようとしていることがおわかりいただけると思います。
    (また、この本は『ステップアップ租税法』『フォローアップ租税法』『ブラッシュアップ租税法』とシリーズがありますから、著者の本でもっと勉強したい方はそちらへお進み下さい。)

     入門書から薄めの教科書として非常に良く出来た本で、租税法テキストのオススメです!

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