- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784882022527
作品紹介・あらすじ
戦後史で衝撃的な事件として記憶に新しいあさま山荘銃撃戦の当事者が、沈黙を破って20年ぶりに筆をとり、内側から当時の状況を克明に描く。著者は連合赤軍事件全体に係わっており、その詳細な証言は貴重な歴史的遺産となった。
感想・レビュー・書評
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あさま山荘事件の犯人グループのリーダーの手記。
残酷な思想を持つ者というより、時代背景から考えれば普通の部類に入る若者が、要所要所で思考停止をした結果、残虐な殺人を犯したのだと感じました。 -
山本直樹の「レッド」を読んだことを切っ掛けに連合赤軍事件に興味を持ち、この本を読んだ。
所々左翼用語が出てきたりするので、そのへんの知識がないとちょっと読みづらい箇所もある。
著者の坂口弘は典型的な「不器用な昭和の男」というタイプで、共感できる部分もないわけじゃないが、ちょっとヘタレすぎだと思う。
次第に過激な武力路線に染まっていく妻・永田洋子に対して、心の中では色々文句を言いつつも結局はいつも従ってしまう感じが。
坂口がちゃんと永田を止めれば回避できた出来事も、上巻の時点では結構あった気がする。
彼の文章は亡くなった人への謝罪の気持ちはありつつも「自分はあくまで森と永田に翻弄された被害者」というスタンスで書かれている気がして、そのへんの自分の責任についてあまりよく分かっていないのではという気がした。 -
ノンフィクション
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-400
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真面目人間の悲劇。親分の川島が悪だ。下も。
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戦争が終わって、日本もある程度平和になって、いろいろな情報が入るようになると思想が出てくる。