スコットランドケルト紀行: ヘブリディーズ諸島を歩く

著者 :
  • 彩流社
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882025993

作品紹介・あらすじ

ヨーロッパ最後の「辺境」、スコットランドのヘブリディーズ諸島には、手つかずの自然と豊かなケルト文化が息づいている。アイルランド、イングランド、ヴァイキングとの歴史的な関係をふまえながら、ケルト文化と密接に関わる島々の風土、地元住民の暮らしぶりを丁寧に紹介。カラー口絵付き、写真、地図多数収録。目次より▼1 ルイス〜疾風の島 風の洗礼/巨石の神秘他▼2 ハリス〜岩山の島 宗教事情/音のない世界他▼3 ノース・ユイスト〜湖沼の島 ゲール文化の残照/ケルトと宗教他▼4 サウス・ユウスト〜白砂の島 座礁船のウイスキー他▼5 バラ〜花の島 ゲール語に包まれてほか▼6 スカイ〜霧の島 永遠たれ、ゲール音楽/ゲーリック・ウイスキー他▼7 マル〜丘陵の島 フィンガルの洞窟のなか/ケルト教会の凋落他▼8 アイラ〜君主の島 “海洋王国”を築いた君主/ケルト十字他▼9 キンタイア半島&アラン島

感想・レビュー・書評

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  • 1998年5月末から1か月、スコットランドのケルト文化を肌で感じ取ろうと妻と一緒にヘブリティーズ諸島を訪ね歩いた。表紙はスカイ島北部「Duntulm Castle」

    訪問の島々の地図があり、写真も巻頭はカラー4ページ、文中も白黒ながら的を得た写真。島から島へはフェリー、島の中は主にバス。そのバスの運転手さんとの会話がほのぼの。グーグルで画像を見ながら読む。緑と白の石。家がぽつぽつ。やはり過疎ではあるが辺境の生活がしっかりあった。フィンガルの洞窟にも行っている。イギリスとの距離などによりケルト色の度合いが島により違っている。臨場感あふれる旅行記。
     アイラ島ではウイスキー見学のツアー客がけっこういるようで、島へ向かうフェリーの運転手には「ウイスキーかい?」と聞かれる。・・私の大好きなボウモアの蒸留所があるのだ。見学客は日本人が多いらしい。

    ヘブリティーズ諸島。外ヘブリティーズ、内ヘブリティーズに分かれ、大小あわせて約500の島が点在。総面積は役7500平方キロ。そのうち役100の島に5万人前後が暮らす。外ヘブリティーズは行政的にはウェスタン。アイルズ(西部諸島)と呼ばれ、ルイス島、ハリス島、ノース・ユイスト島、ベンキュラ島、サウス・ユイスト島、バラ島など。内ヘブリティーズはスカイ島、コル島、マル島、アイラ島、ジュラ島などが主。

    「ビジュアル版 ヨーロッパケルト紀行上巻=島編」2010彩流社 があるようだ。

    武部好伸 1954大阪生。大阪大学文学部美学科卒業。読売新聞社記者を経てフリー。ケルト、映画、洋酒をテーマに執筆活動。
    武部氏のブログ
    https://www.takebeyoshinobu.com/

    1999.9.30発行 図書館

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著者プロフィール

たけべ・よしのぶ
1954年、大阪市生まれ。大阪大学文学部美学科卒業。
元読売新聞大阪本社記者。
ケルト文化に魅せられ、ケルト文化圏の国・地域への旅を
続けている。映画と洋酒にも造詣が深く、ユニークな執筆活動を展開中。
日本ペンクラブ会員。関西大学社会学部非常勤講師。
著書に
『ウイスキーはアイリッシュ ケルトの名酒を訪ねて』
(淡交社、1997年)、
『ケルト映画紀行 名作の舞台を訪ねて』
(論創社、1998年)、
『シネマティーニ 銀幕のなかの洋酒たち』
(淡交社、1999年)、
『スコットランド「ケルト」紀行 ヘブリディーズ諸島を歩く』
(彩流社、1999年、【改訂版】:彩流社、2010年)、
『ぜんぶ大阪の映画やねん 平凡社新おとな文庫―楽』
(平凡社、2000年)、
『スペイン「ケルト」紀行 ガリシア地方を歩く』
(彩流社、2000年)、
『北アイルランド「ケルト」紀行 アルスターを歩く』
(彩流社、2001年、【改訂版】:彩流社、2010年)、
『中央ヨーロッパ「ケルト」紀行 古代遺跡を歩く』
(彩流社、2002年)、
『フランス「ケルト」紀行 ブルターニュを歩く』
(彩流社、2003年)、
『ウェールズ「ケルト」紀行 カンブリアを歩く』
(彩流社、2004年)、
『に乾杯! ボビーズ・バー』
(新風書房、2004年)、
『東ヨーロッパ「ケルト」紀行 アナトリアへの道を歩く』
(彩流社、2005年)、
『イングランド「ケルト」紀行 アルビオンを歩く』
(彩流社、2006年)、
『イタリア「ケルト」紀行 キサルピナを歩く』
(彩流社、2007年)、
『アイルランド「ケルト」紀行 エリンの地を歩く』
(彩流社、2008年)、
『【ビジュアル版】ヨーロッパ「ケルト」紀行 上巻 島編』
『【ビジュアル版】ヨーロッパ「ケルト」紀行 下巻 大陸編』
(彩流社、2010年)、
『スコットランド「ケルト」の誘惑』
(言視舎、2013年)、
『ウイスキー アンド シネマ 琥珀色の名脇役たち』
(淡交社、2014年)、
『大阪「映画」事始め 映画上陸120年の真実』
(彩流社、2016年)、
『ウイスキー アンド シネマ2 心も酔わせる名優たち』
(淡交社、2017年)、
『大阪市の昭和 写真アルバム』
(共著、橋爪節也 監修、樹林舎、2018年)
などがある。

「2020年 『ヨーロッパ古代「ケルト」の残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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