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- Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
- / ISBN・EAN: 9784882026495
作品紹介・あらすじ
ニューヨーク・ゲットーに生まれ、いつしかアメリカ文化の中核を担う存在に成長したユダヤ系知識人グループの激動の歴史を辿る初の通史。『イデオロギーの終焉』のダニエル・ベルをはじめ、アーヴィング・ハウ、ノーマン・メーイラー、スーザン・ソンダク、ライオネル・トリリング、ソール・ベロウ、ハロルド・ローゼンバーク、アーサー・シュレジンガー・jr、 そして『孤独な群衆』のデイヴィッド・リースマンなどキラ星のごと輩出された知識人たちの群像。
収録内容
第1章 「ニューヨーク知識人」とは?
第2章 ユダヤ人・都市・文学
第3章 マルキシズムとモダニズム
第4章 隠喩としてのユダヤ
第5章 アメリカ文化への参入
第6章 内部分裂から激動の六〇年代へ
第7章 反大衆と新保守主義
第8章 ニューヨーク知識人の批評の現在
「ニューヨーク知識人」関係者一覧・詳細な参考文献・索引を付す。
感想・レビュー・書評
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大国アメリカの現代文化は決して自前のものではなく、移民国家であるが故の多層化した思想と知識の上に成立している。「NY知識人」と称される人々の歴史的社会的背景を追いながら、アメリカ文化の中枢を考える。全人口の3%にも満たないユダヤ人社会から輩出された作家たちが相次いでノーベル文学賞を受賞するマイノリティの底力に、私は異様に高揚する。
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