ひでえぜ今日は!

  • 彩流社
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  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882026822

作品紹介・あらすじ

自伝小説『ブラック・ボーイ』(岩波文庫)、都会の底辺で生きる黒人たちの苦悩を描い『アメリカの息子』(早川文庫)などで著名なアメリカ文学の巨匠リチャード・ライトのシカゴを舞台に描いた知られざる処女作、本邦初登場!「習作ともいえるこの小説の内容や手法が、その後のライト作品の所々に見られ、以後の作品のブループリントをなしていると思われることである。世界的不況の30年代の大恐慌期とは様相が異なるとはいえ、戦後の日本が初めて経験する現今の大不況下、馘首の不安にかられる黒人労働者の刹那的心情が本書により、いくらかでも身近なものとして理解されるのではないかと思われる。訳者は当時の都市黒人コミュニティの活写と、その間にふんだんに盛り込まれた視覚的、聴覚的フォークウエーやサブ・カルチャーの数々を、時代を写す貴重な実録として高く評価する」

著者プロフィール

(Richard Wright)1908-1960。ミシシッピ州生まれ。激しい人種差別のなかで育ったが、15歳のころに文学に目覚め、19歳で小説家を志してシカゴに出る。さまざまな職業に就きながら文筆の道を模索。主要作品に『アンクル・トムの子供たち』、『ネイティヴ・サン』、『ブラック・ボーイ』、『アメリカの飢え』などがある。

「2024年 『地下で生きた男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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