本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784882026860
作品紹介・あらすじ
「狐」「人形」「てんとう虫」という三つの愛らしいシンボルに秘められた、男女のすさまじい葛藤を描く愛の三態。天才作家ロレンスの傑作三編を、『ロレンス全集』の決定版ともいえるケンブリッジ版をもとに編む本邦初の書!
「狐」…狐に魅せられた女の自己喪失の物語。主人公が完全犯罪をねらって男性の殺害を企て る後半のシーンは、雑誌掲載後につけ加えられたものとして有名である。
「大尉の人形」…愛人の人形を作ったばかりに、その人形ともども数奇な運命をたどること になるヒロイン、ハネリの運命は……。
「てんとう虫」…てんとう虫をかたどった指貫から、伯爵夫人の想像力は果てしなく拡がって いく。愛人、そして夫……。旧版では欠落があった原稿が復元された本邦初訳。
感想・レビュー・書評
-
3つの中編を収録。「狐」は2人で暮らすオールドミスの片方に愛人ができたことからくる愛憎劇。できすぎたストーリーにややしらける。「大尉の人形」はドイツの上流階級の女が愛人だったイギリス軍人とよりを戻すまでの話。これも都合よすぎる話運びと、意味不明な大尉の言い分に辟易させられる。どちらも失敗作と思う。
詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示