古武道入門: 達人たちの〈言葉〉を身体化する! (オフサイド・ブックス 34)

著者 :
  • 彩流社
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  • Amazon.co.jp ・本 (132ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882029144

作品紹介・あらすじ

最良のヒントを集成!
日本の文化としての武道——それは、「達人」たちの高度な感性によって築きあげられた〈実際〉の体系である!
日本の「古武道」(本書では「古武道」と「古武術」は同義語として扱う)がブームである。それは、巨人軍の桑田投手が古武術を学んで成績が向上したとか、陸上競技の末續選手が「ナンバ走り」を応用しているとか……という具合にスポーツ選手たちとリンクしたおかげだ。日本の伝統的な文化が、世界で活躍するスポーツ選手の自信に繋がるのであれば本当に素晴らしい。となると、日本的な古武術には神秘的な、もしくは解析不能な何か特別な技術なり考え方なりがあるのかと多くの人が興味を持つことも、またスポーツで直接役に立つ理論でもあるのか、と関心が出るのも当然といえる。そこで、その神秘や特別な何かの「謎解き」をするのが本書の主題である。

感想・レビュー・書評

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  • 相手の反応を認識する。ありがとうの行などが興味深い。

  • スポーツはルールという限定された条件の中の戦いなので予測や反応が出来るが、実戦は条件が無限なので、体力、体格、身体能力だけでは生き残れない。生物の持っている本能的な反応も活用し相手が攻撃しようという意識が芽生える前をとらえ、先に対応する事が必要ということ。そのためには...というお話。

  • 古武道のエッセンスをわかりやすく書いているが、至極奥が深い。武道や武術に真剣に取り組んでいる人は、文章に独特の比喩を用いるが、日野氏の文章は明解で、気になる部分が見事に腑に落ちる。もっと早く読んでおけばよかったとも言えるが、これは今読んだから事その良さなのだろう。

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著者プロフィール

日野晃(日野武道研究所)

1948生まれ。'90年代、武道の本質的な在り方や稽古法の探求を目的に日野武道研究所を設立。'05年から世界的に著名な振付師ウィリアム・フォーサイスと交流、ダンサー達にも指導開始。現在、東京・大阪等などの国内、フランスを拠点とした海外で武道ワークショップを行っている。さらに医療従事者向けセミナー「明鏡塾」も開講。著書『考えるな、体にきけ』、DVD『武道の解答』『達人セミナー』等多数。

「2021年 『DVD 日野晃 居合稽古で磨く!身体の捌き、意識の練り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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