チョコレ-トと青い空 (ホップステップキッズ! 18)

著者 :
  • そうえん社
4.02
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本棚登録 : 222
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882644477

作品紹介・あらすじ

アフリカのガーナからやってきたエリックさんにであって、ぼくは、チョコレートのほんとうの味を知った…小学4・5・6年生向き。

感想・レビュー・書評

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  • この本、何年か前に課題図書になったのか、どこの学校にもある。チョコレートをテーマに本の展示した時、初めて読んだけど、チョコレートのフェアトレードなど、児童労働などの問題も含めた話だった。社会的なことだけでなく、主人公の家族のことなど、興味を持つ内容。/t

  • さいご、兄ちゃんがすなおになってよかった。

  • 小5男子の視点で描かれているけれど、内容は思った以上に読み応えのある物語だった。
    フェアトレード、農業、外国、反抗期、親の思い、渦中ではない視点だからこそ、物語の外として考えさせられる。
    無邪気さと理解力がある小学高学年というのは、良い年代だなあ。

  • 28年度(5-2)
    6分

  • なんて言っていいかわからないけど、ぜひみんなに読んでほしい。(ガーナはカカオやダイヤモンドを輸出してるけど、その大半は子供がやっている。チョコレートはガーナでは高級品。子供たちを働かせずに、普通に作ったチョコレートもガーナは作っている。そのチョコレートの値段は普通のチョコレートの3倍。)

  • 感動した。

  • シュウジとガーナからきたエリックさんが、牛かいをする話です。私は、エリックさんとシュウジが、たすけあって、さむいなか仕事をしているのを見て、とても感動しました。

  • 2012年夏休み課題図書(中学年)

    農家にガーナから農業訓練生がやってきます。
    初め、ガーナはチョコレートがたくさんあってうらやましいと思う男の子ですが、本当は、ガーナの子供たちはカカオ園で一日中低賃金で働かされ、チョコレートはほとんど食べたことがないことを知ります。

    海外の貧困問題、日本の農業が抱える問題を軸に、思春期の兄や小学生の男の子の将来・世界への意識が変わっていきます。

  • ガーナの青年が、日本の酪農家に研修に来ます。
    酪農家家族との交流から、異国の文化に触れた子どもたちの心の動きを描いています。

    ガーナはカカオの生産地だが、現地の人は高価なチョコレートを食べられない。
    そして、学校に通えない子どもたちが、カカオの収穫に関わっていることが多い。
    そのことを知った「母」がフェアトレードのチョコレート買ってくるシーンがある。
    フェアトレードについて、母は「カカオ生産者の収入もふやし、子どもたちをただ同然ではたらかせることをやめていくための、地道な活動よ。<中略> ほら、ここに書いてある『無関心は最大の敵』だって」「自分の生産したものをきちんとしたねだんで売ることができるって、よその国だけのことだけではないのよ。わたしたち日本の農家にとっても、ものすごくだいじなことなの。けっして他人ごとじゃないわ」

    日本では、ペットボトルの水が牛乳と同じような値段で売られています。
    考えさせられます。

  • 平成24年読書感想文課題図書(中学年)。
    農業を営んでいるぼくの家に、ガーナからエリックさんという人が農業体験にやってきた。ガーナ=チョコレートだと思いきや、ガーナの人はほとんどチョコレートを食べることがないんだそう。知らなかったことを知って、ぼくやその家族の気持ちはどんな風に変わっていくんでしょうか。

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著者プロフィール

福島県生まれ。岩手大学大学院農学研究科修了。日本児童文芸家協会会員。宮城県で和牛飼育、水稲、林業を営みながら児童文学やエッセイを執筆中。『チョコレートと青い空』(そうえん社)で第41回児童文芸新人賞&青少年読書感想文全国コンクール課題図書。『あきらめないことにしたの』(新日本出版社)で第2回児童ペン大賞。他に、ノンフイクション『命のバトン』(佼成出版社)、絵本『ゆうなとスティービー』(ポプラ社)、歴史児童小説『仙台真田氏物語』(くもん出版)など多数。近著に『青空モーオー!』(学研プラス)、『はくさいぼうやとねずみくん』(新日本出版社)がある。

「2022年 『Orange 夕ぐれ時のふしぎ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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