- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784882828426
感想・レビュー・書評
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ブックワームなどの曲線の内と外に本を並べられるデザイン。ドアの間のデッドスペースにシンプルなオープンユニット。プラクタルのようにシンプルな構成要素から作る家具。
壁の使い方が実に上手い。
個人的にはp.50の細長い何てことないシンプルな木枠の本棚が好き。
わが家もこういう要素を取り入れられないものかとひとりごちてたら、うちの一級建築士が、そもそも家の造りや人間の意識が違うからこういう風にはならないと元も子もないことを言い放つ。これキレイにとってあるけど実際近くで見たら相当雑だからなとも。
日本ではあまりエイジングの効いた家具や荒っぽい素材が丸見えのインテリアは好まれず、とにかく大きな窓と明るすぎる照明が好まれる(確かにアジア人は蛍光灯が好き)んだとか。
なるほど。だから壁の装飾にあまり手をかけられないのか。壁自体が圧倒的に少ないもんな。蔵書自体も少ないし。
…などといろいろ思いながら、それでも本好きにとってはうっとり眺めるにはもってこいの写真集であることは間違いない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
先日図書館で借りてきましたこちらの本。
ただ単に本の収納例を出している訳ではなく割とマニアックな本です。
まず、この本の書き出しにはこんな事が書いてあります。
本が好きな人にも2タイプいて
1タイプは、本をただ単に知識が詰め込まれたインクと紙から成り立つものでしかない、と捉える人。
2タイプは、本を大事に大事にしてそれこそ手袋をはめて本そのものを愛する人。
1は汚い手で平気で触り、指をなめてページをめくり、時にお気に入りのページを破く。
この行為を罪深い、と捉える2は本の背表紙の日焼けを気にしてキレイな手袋をはめて丁重にページをめくり
お気に入りの書物はコレクト用に2冊ずつ所持するという。
とまぁ、こんな書き出し内容から始まっていて面白いですw
それから家のあちこちの部屋における本の役割を
本そのものとして、インテリアとして実用例を混ぜて紹介されています。
リビングと書物、
ダイニングと書物、
キッチンと書物、
バスルームと書物、
などなど、書物として、そしてインテリア要素も含めて書かれています。
寝室と書物では、
読むには静かで最適な場所だけれど脳を覚醒させる恐れがあるとか
明日の事を考えなくて住むような本を置いた方がいいとか
ちょっと変質的にマニアックで非常に面白い本です。
寝室に本を並べているような写真も沢山ありました。
私としては、壁一面の本棚には非常に憧れがありますが
実現したいとはあまり思わないのですよ。
基本的に一度読んだ本は二度読む事はないので
コレクトする意味がないです。読み返す事もしないので。
(資料やハウツー本除く)
昔は読んだ証的な感じで買って読んではひたすら収納していましたが
ダンシャリアンとなった今では所持し続ける事も嫌で
出来るだけ図書館、レンタルで済ませています。
それに、他人の部屋の実例というのは
=読んだ事のない本が沢山、ということでもあって
読んだ事のない本がこれだけ並んでいるからこそ、
あーなんかわくわくする、と感じるだけなんですよね。
まぁ、こういう光景は図書館で味わえば良いってことですねw
実際に取り入れたいな、今読む分だけを、ちょっと置いておけるような棚が良いなぁ。
こういうのだと本以外も置けるし、インテリア的にも好き。
この本は面白かった~!
まだ日にちあるからもうちょっとじっくり写真を眺めよう@w@ -
いい
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2013/09/19
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夢が広がる。
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家中を書棚にしないと気が済まなくなる本。
写真に対するコメントと地の文(?)がウィットに富んでいて、読んでいて飽きない…
書棚に、この書棚についての本をディスプレイできたら、これ以上嬉しいことはないと思われる。
しおりの仕様がこれまたとてもよくて、しおりが見えるように飾りたくなる始末。
ほら、また、書棚の収納スペースがなくなっていく…