- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784882840701
感想・レビュー・書評
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みすずさんって優しいんだな、って伝わってくるような本。
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金子みすずは、私の憧れの人。小学生の頃、図書室にこの本があって、よく読んだことを覚えている。あの頃は「わたしと小鳥とすずと」をそらで言えた。彼女の詩を読んでいると、同じ時に生きて、同じ景色を見て、同じように彼女と笑っていたかったと、何故かそう思ったりする。
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「みすゞの童謡は、小さいもの、力の弱いもの、無名なもの、無用なもの、この地球という星に存在する、すべてのものに対する、いのりのうただったのです」
金子みすゞの詩集を初めてちゃんと読んだ。
前から、表題作はもちろん知っていたんだけれど、他の詩もほんとに優しくて、やわらかい。
身近なほんの些細なことを優しい視線で捉えている。
最後の解説で私は初めて彼女がどんな人生を歩んだのかを知った。
26歳という若さでなくなっていたとは・・・。びっくりした。
ほんわりと、優しい気持ちになれる。そんな詩集で、小さな小さな子に読んであげたい気分になった。
【4/19読了・初読・市立図書館】 -
詩集です。
彼女の感受性には感服です!
1頁1頁さらさらっとよめるし、小腹がすいたときにこれをよめば心は満腹に!(笑)
純粋な気持ちを呼び起こしてくれる一冊。 -
すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい -
脳科学者の茂木健一郎さんによると「ここにでてくる「はち」とは、生命の象徴です。・・・目の前に広がる現象を一転させ頭の中に取り込むイメージは、いみじくも脳内の無意識世界を意識化させてくれます。」
この本で無意識世界に気づくくことで、脳を喜ばせてあげましょう。
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1994年11月購入
一児の母となった今読み返すと
胸がジーンとあつくなる
14年前とは感じ方がずいぶん違って面白い
娘にも何度も読んで一緒に楽しみたい
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誰にでもわかる普段使いの言葉が紡ぎようによってこんなに揺さぶられるのかと、穏やかさの中に力強いものを感じました。色々考えすぎてどうしようもない時に読むとアタマの風通しがよくなりそうです。老若男女問わず読んでみてほしい。そして何度も読み返してほしいと思います。
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秋の夜長にはこんな詩集がしっくりきます。
タイトルにもなっている童謡が特にお気に入り。
教育テレビの「にほんごであそぼ」でも
よく取り上げられています。
いつか山口県のみすゞ記念館に行って彼女の世界に
どっぷり浸ってみたいです。 -
青いお空のそこふかく
海の小石のそのように
夜がくるまでしずんでる
昼のお星は目にみえぬ
見えぬけれども
あるんだよ
見えぬものでも
あるんだよ