マビノギオン―中世ウェールズ幻想物語集

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制作 : 中野 節子 
  • JULA出版局 (2000年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (497ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882841937

マビノギオン―中世ウェールズ幻想物語集の感想・レビュー・書評

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  • ケルトの吟遊詩人であるマビノグが謡うことを許された詩であるマビノギ。
    その4編に、シャーロット・ゲストが他のウェールズの伝説を付け加えて、編集・英訳したものがマビノギオンなのです。
    これまでの日本語訳されたものは、英訳からの翻訳だったのですが、この本はその原典である「レゼルッフの白い本」、「ヘルゲストの赤い本」のウェールズ語から直接日本語訳しているものなので、興味のある方は是非手にとってみては如何でしょうか?

  • 買ってあるんだけどまだ読んでいない。
    人々のレビューをみてたらかなりよさそう。
    早く読まなくちゃ。

  • ウェールズ語から日本語へ直接の翻訳!
    「原語でこういう意味とこういう意味があるから、ここではこう訳した」「普通はこういう意味の言葉だが、ここでは明らかにそういう意味で使われている」などなど細やかな訳注付で、訳者の「正しく伝えたい」という姿勢が強く感じられ、訳文への信頼感につながります。

    翻訳とはかくあるべき!

    キリスト教的な道徳がすでに浸透しているようでありながら、突拍子もなく神話的な描写も出てくる。
    基本的には「宮廷物語」なんだけど、庶民が主役の民話にありがちな大胆さ。
    ちょっと見慣れない世界観です。面白い。興味深い。
    一度では人名を覚えきれないので、繰り返しじっくり読んでみたいものです。

  • ケルティックというカテゴリーを作ったのに、分類されているのがO.R.メリングの小説だけなので、これはアカンと思って書棚を掘り返してきた。
    『マビノギオン』は正確にいうと中世ウェールズ発祥の口承文学なのだけど、ウェールズ地方に住み着いたケルトの民話なのだから、これも立派にケルトなのだ。ウェールズ語で「グウェン」という女性名(意味は白)がゲール語にすると「フィン」になるというあたりの解説で、メリングの一作目『妖精王の月』の主人公の意味がわかる。
    また、マビノギはもう一つ、『アーサー王伝説』にも隣接していて、円卓の騎士や湖の妖精などの原形に出会うことも出来る。
    巻末の地名、人名一覧はケルト好きには外せないこと間違いなし。

  • 中世ウェールズの伝承マビノギオンのウェールズ語からの初訳。(マビノギオンとはマビノギの複数形としてシャーロット・ゲストがつけた。実は「マビノギ」ですでに複数形だったので「マビノギオン」としたのはゲストの誤記なのだが、そのまま定着して現在に至る)<br />
    マビノギオンの現存する写本は14世紀のものだが、12、13世紀に書かれたアーサー物作品の原型と思われる物語が収録されている。<br />
    マビオギオンは3つのグループ全11編の物語からなり、アーサー物ストーリーはそのうち5編。ただし残り6編の方にも魔法の大釜とか、白い鹿とか、物忘れの小鳥とか、これもとネタ?と思わせるアイテムやストーリーが出てきておもしろい。アーサー王の知識がなくてもファンタジー冒険物として楽しく読める。<br />
    巻末の人名地名索引はスペルと意味が出ていて、ファンタジー系物語を作る人にも役に立ちます。

  • ケルトの物語の完訳版。装丁も良い。

  • たくさんのケルト神話が載ってます。

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マビノギオン―中世ウェールズ幻想物語集の作品紹介

ヨーロッパ最古の民といわれるケルト人のなかに、島のケルトと呼ばれ、ブリテン島の南西の一角に活躍したウェールズ地方の住人-カムリ人がいた。そしてここに、彼らの言語文化の宝とされる一冊の物語集が存在する。アーサー王伝説の原形を内包するといわれるこの物語集は、1920年代からいくたびか邦訳され、紹介されてきた。しかし、いずれもが英訳本をもとにした部分的な翻訳であった。本書、中世ウェールズ幻想物語集『マビノギオン』は、ウェールズ語原典復刻本『ヘルゲストの赤い本』ならびに『レゼルッフの白い本』をもとにした、初の完訳である。

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