弁護側の証人 (ミステリ名作館)

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著者 : 小泉喜美子
  • 出版芸術社 (1993年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882930709

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弁護側の証人 (ミステリ名作館)の感想・レビュー・書評

  • 色々なところであらすじを読んでいたのですが、見事にひっかかってしまいました。

  • 何度読んでも、「え?あれ、そっち?」となる。

  • 古典名作ミステリとの噂を聞いてやっとこさ読了。
    財閥の一人息子と結婚して玉の輿に乗った元ストリッパーのミミイ・ローイ=漣子。しかし結婚後しばらくして義父が殺害される。だがまさか犯人が愛する夫だったとは。鉄格子の内と外に分かたれた夫婦。死刑判決の出た冤罪をひっくり返すために漣子は奮闘するが果たして弁護側の証人は見つかるのか。
    という内容。
    出版が昭和30年代ってのにビックリ。
    他一編「深い水」を収録。こちらは水泳大好き夫が、妻のおかしな様子に疑念を抱いて…という内容。
    読み進めるのに時間がかかったが、怒涛の展開と隠されたテーマに唸らされながら読みました。

  • 元ストリッパーのミミイ・ローイこと漣子は八島財閥の御曹司・杉彦に見初められ結婚。
    しかし家のものはメイドたちにいたるまで漣子を受け入れない。
    そのうちに起こった舅の撲殺。
    夫が犯人だと確信した漣子は夫をかばおうとするが。。。

    すごいです!40年くらい前の作品なのに、このトリック!
    完璧騙されました。
    言葉遣いや言い回しはさすがに時代がかっていますが、漣子に協力するエダや清家弁護士もいいキャラでした。

    なにより『弁護側の証人』に被告を逮捕した刑事をもってくるところもすごい。ありえないって!
    ほんとにやられました。「天と地がひっくり返る度」かなり上位です。

  • 朝日新聞に載っていたので再読

  • この一作で日本の女流ミステリの草分け的存在・小泉喜美子さんのファンになりました。この時代にして既に叙述ミステリを確立。ラスト2章の転換は目を見張るものがあります。そして一人の女性の変化も楽しむことができます。今の時代にも通用する強い女性像は、当時としては斬新だったのではないでしょうか?所々にミステリ好きらしい表現が出てきたり、弁護士がクレイグ・ライスの作り出したマローンを彷彿とさせるキャラだったりするのも楽しいです。小泉さんの作品は、今となっては古書店でも手に入りにくいのが悔しいです。

  • 驚嘆すべき仕掛けに膝を打った。なるほど、名作と呼ばれるに値する作品である。
    両親を失い、生活に窮してストリッパーになった女性が主人公だ。彼女はさる財閥の御曹司に見初められ、旧家に嫁すものの、周囲の理解は得られない。そこで一件の殺人が起きて……という、「ゴシック小説とは、若い娘が屋敷を手に入れる話である」という定義(トム・サヴェージ著「見つめる家」のエピグラフにあるアビー・アダムズ・ウェストレイクの言葉)の範疇にある物語だ。作中には、ゴシック・ロマンの代表作「レベッカ」に触れた記述もある。つまり、設定も実にクラッシックだということだ。
    仕掛けについて言及せずに、本作を褒めることは難しい。しかし、少しでも触れたら勘のいい人ならば全てを見通してしまうだろう。だから言えない。若干ややこしい部分もあるが(私は「ん?」と思って何度かページをめくり直した)、腑に落ちると「そーゆーことか!」と激しく合点がいく。作者によるトリックが、犯罪のトリックを上回る点で少し辛目に★一つ減。
    タイトルは言わずと知れたアガサ・クリスティの「検察側の証人」のもじり。関係ないじゃん、と思っていたが、読み終えて振り返る今、さほど無関係ともいえぬような気もしてくる。後を引く味わい深い作品であった。

  • いやー、あっさり騙されてしまいました。設定とオープニング描写からウィリアム・アイリッシュの「幻の女」みたいなのを想定していたら・・・こういう話だったとは。(同じ理由で騙された人が絶対いっぱいいるはずだ)いかにも昭和的な・・・古めかしいといえば古めかしい言い回しが、この翻訳ミステリ調(著者が翻訳家としても有名というのが頷ける)な描写の細やかさが光る物語にはしっくりくる。小物の使い方がせつなさを増すのもいい。(四つ葉のクローバー!)
    <br>
    元ストリッパーのミミイ・ローイこと漣子が初めて見つけた自分の居場所。やっと見つけた自分の家族。ドラ息子と言われ続けているけれど、それでも愛する夫への思い。行き場のない哀しみを背負いながら、悲劇の向こう側を見据え、背筋を伸ばして立ち向かう女。「命よりも愛している」という言葉がこういうかたちで使われるとは。<br>
    ラストがホントにせつない。プロローグとエピローグの見事な呼応。「諦めることができない」生き物としての女の哀しみが静かに光る名作ミステリ。
    <br><Div Align="right">(04.12.5 読了)</Div>

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