帰去来殺人事件

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  • 出版芸術社
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882931225

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  • チンプン館の殺人(24)
    抱擁殺人(26)
    西条家の通り魔(25)
    女狩(29)
    お女郎村(29)
    怪盗七面相(27)
    落日殺人事件(29)
    帰去来殺人事件(26)

    昭和24年から29年の間に書かれた町医者探偵荊木歓喜先生シリーズ。時代を追う毎に話が洗練されていくのがよくわかる。基本的には、どんな人間も一皮むけばこんなものよ、といういつもの冷徹な風太郎節なんだけど「怪盗七面相」はそれを踏まえつつもちょっとほろ苦い結末で、連作の中では結構好きな話。「落日殺人事件」はオープニングの若い子供達世代の爽やかなロマンスに始まり、エンディングの明治男世代のどっしりとした候文で終るというなかなか凝った構成。表題の「帰去来殺人事件」はちょっと横溝正史っぽい。

  • チンプン館の殺人
    抱擁殺人
    西条家の通り魔
    女狩
    お女郎村
    怪盗七面相
    落日殺人事件
    帰去来殺人事件

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著者プロフィール

1922年兵庫県生まれ。47年「達磨峠の事件」で作家デビュー。49年「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で探偵作家クラブ賞、97年に第45回菊池寛賞、2001年に第四回日本ミステリー文学大賞を受賞。2001年没。

「2011年 『誰にも出来る殺人/棺の中の悦楽 山田風太郎ベストコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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