横溝正史自選集〈4〉犬神家の一族

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著者 : 横溝正史
  • 出版芸術社 (2006年12月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882933090

横溝正史自選集〈4〉犬神家の一族の感想・レビュー・書評

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  • 以前読んだが、再読。殺人事件が立てつづけにおこるが、発見された遺体が異常。たんたんとストーリーは進んでいくが、よんでいても犯人は分からない。あらためて、映像化作品~見たくなった。

  • 1950から『キング』に掲載されたのが、金田一耕介の『犬神家の一族』。

    偶然による犯罪トリックとして、他の推理小説とは違った面白さがある。しかし、横溝正史の金田一シリーズのよさはトリックの巧妙さではなく、事件の舞台背景やロケーションであると強く思う。
    犬神家では、信州の富豪の大邸宅や湖水、空家、雪山が舞台となる。このどれもが、読んでいる最中は灰色の空に包まれたどこか暗く不気味な場所として想像された。そこに、事件のおぞましい背景が浮かび上がり、よりいっそう奇怪で不気味な物語として仕上がっている。

  • 犬神財閥の創始者・犬神佐兵衛が残した遺書。それによると、遺産は諏訪神社の神主・野々宮大弐の孫娘・珠世が三人の孫(佐清、佐武、佐智)のうちから婿に選んだものに与えるという・・・。莫大な遺産を巡り激しく憎みあう犬神家の人々。そしてこれは、次々と起こる惨劇の幕開けに過ぎなかった。犬神家の家宝「斧・琴・菊」と関係づけられた凄惨な連続殺人の数々に金田一耕助が挑む。

  • 正直結末よりも過程のほうがサスペンスとしては楽しめる話だったと思います。でも確かに面白かったです。
    珠代さんは正直最後に遺産を放棄すると思ったのですが・・・。
    小夜子さん(とその子)を合わせて四人の幸せを、金田一探偵とともに願いたいと思います。

  • 市川昆監督・石坂浩二主演(昭和版)、古谷一行主演(同じく昭和版・TVシリーズ)の映像化が素晴らしく何度も観直していたのに原作は初。
    予想以上におもしろかった。日本の土着文化の光と影を大衆化した横溝正史だが、原作はあまりにも濃くて完全映像化は難しいだろう。
    血縁、地縁、戦前・戦中・戦後の混乱、衆道、近親愛、不具者、などなどをエンタメあふれる乾いた文章で表現。現在では自他規制で難しいであろう事柄だが、かつて日本の集落はこのようであっただろうとの郷愁感も抱かせる物語。
    傑作間違いない映画でも描ききれなかった登場人物たちの影の関係は、原作で読むとさらに納得。

    にしても平成版は駄作極まりない。

  • 怖い本は苦手なんですが、久しぶりに、怖い!・・・けど読みたい!!と思えるミステリーに出会えました。
    昭和の終戦期が舞台の、迫力ある“家”モノとあって、かなり重厚なストーリーです。

  • 松嶋奈々子が珠世を演じた劇場版はミスキャストだったと思いますが、原作はやっぱり面白いですね。

  •  金田一さんといえば八墓村と犬神家という印象があったので、どんなもんなのか読んでみようかと。……考えてみれば、どうして今までこの本を読まなかったのが謎。とっくに読んでいてもいい本だったのだけど、地元の図書館では目につくところになかったんだろうか。

     登場人物多め、最初から最後まで「絵になるなぁ……」と思いながら読んだ。オープニングのつかみから中盤の盛り上がり、ラストのシーンまで、絵的にいいところが多すぎる。どの場所でもシーンが停滞することなく、さくさくカメラワークが進む感じで、なるほどこれは映画化もドラマ化もしやすい話だなぁと思いました。乱歩もそうなんだけど、出来事あれこれが登場人物の内面描写より出来事やインパクトのあるシーンで構成されていて、脳内で描くシーンを眺めているだけでも飽きない。娘3人でのイジメシーンも、すごいインパクトあった。これ、もっと小さい頃に読めばよかった。

     遺産相続というネタは古式ゆかしいし仮面の長男とかきれいな娘さんとか先代の男女関係とか、1つ1つのネタはおどろおどろしいのに、カラッとした雰囲気を全体的に感じるのは、描写がねちこくないからかもしれない。分量は多いけど、読書中の感覚はあまりドロドロしておらず、冒険活劇っぽい感じ。

     ネタばらしもいい感じで、軽く楽しく読めました。遺産相続ルールも面白いと言えば面白いんだけど……困ったちゃんだな犬神さん……。当事者の立場になると、そこまで振り回さないでくれと思う。

  • テレビで映画を見てから読んだ。大体内容は同じ。言い回し、表現が昔風。松子のきつさ、仮面をかぶった佐清(すけきよ)あやしさなどが伝わる。猿蔵がよいサポート。金田一耕助の頭ボリボリするところは目に浮かぶ描写。テレビで見る前に読みたかった。他のを読んでみたい。2008/2/24

  • 今年の映画も見てきましたが…やっぱり『犬神家』は面白い!!足とか足とか足とか…

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