ふたりの本棚 ナリコとノリコの往復書簡

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  • 出版芸術社 (2010年6月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882933946

ふたりの本棚 ナリコとノリコの往復書簡の感想・レビュー・書評

  • 1ヵ月に1通ずつのとてものんびりした手紙のやりとり。
    すぐに読み切ってしまうのがもったいないような気がして、気に入ったところを繰り返し読んだりしながらゆっくり読んだ。

    近代さんと市川さんの関係がとても素敵。
    こんな風に手紙のやりとりが出来るなんてうらやましい。
    最近はメールが当たり前で、手紙はどちらかというと疎遠な人との連絡手段になってしまっているように思う。
    なんだか寂しい。
    昔は毎日学校で会う友達とだって手紙を書き合っていたのに…。
    今はもう会社の人に手紙を書こうとは思わないけど、同じように楽しんでくれそうな友人に手紙を書いてみようかなと思う。

    それから手紙の中に登場する本も気になる本がたくさんあったので、探してみたい。

  • 素敵でした。
    ブックガイドなるものを読んで見たくて談話室や検索をかけて近代ナリコさんの存在を知りました。そして見つけたのがこの本です。
    (丁度、古書とゆうものに興味が出た事もあります)
    読む前は「女の子向けの古書を語り合う」というような、なんだかとってもスイートなイメージがありました(笑)
    本屋で手にとってあわないようなら辞めようと近代さんの著書を何冊かピックアップし、いざ本屋へ。何冊か手に取り「これ面白そう!」と即決。

    前置きが長くなりましたが‥
    私にとってこの本はいい意味で普通でした。
    でもなんか、憧れる。
    お二人の関係、文章、月一での手紙交換‥。
    お二人共古書好きだからでしょうか、なーんか文章がね、ちょっと明治の雰囲気?がちょびっとだけ入ってて、それがたまに少女っぽくもあり、素敵な大人の女性に見えたりして不思議な感じに思えたり‥。大人の女性だからこそ書ける文章なのかと考えたり‥。
    文学をとことん語り合う!って感じじゃなくてちょっとした日常の事、読んだ本や相手の感想に対する自分の意見が静かなリズムで書かれています。また、出てくる本も気になる。
    この本を読んで女性が書いた古書にも興味を持ちました。

    星3つにしたのは普通という印象から。
    でもやっぱり素敵と憧れが淡く詰まってる。
    装丁もいいです!

    これだけ素敵素敵言うなら星5で良いじゃないかって感じですが、それは違うんだなー。
    我ながら面倒くさい(笑)

    とってもいい本でした!

  • 文筆家・近代ナリコと、ネット古書店店主・市川慎子の手紙のやりとりによって本を紹介している。ひとつきにお互い1通ずつ、1年間、季節の話や最近の出来事を交えつつ、さまざまな本の紹介・感想を綴る。
    はじめに、で市川慎子さんがいってるように、偶然、隣で話しているおんなのひと達の会話が聞こえてきた、ってかんじ。あんまり読者を意識せず、お互いがほんとにお互いに宛てて「こんな本面白かったよ」「この本のここ、どうおもう!」ていう風に進んでいって、でも読んでて別においてけぼりくうわけでなく…一緒に参加してるような気になる。なかなかない形態?で楽しく読めたな。
    本の紹介は詳しくは注釈としてページの下部分についてる。あんまり長たらしく本文に説明が入ると、手紙らしくなくなるからだろうけど…ここがちょっと読みづらいかな?って気がしたので☆は4つ。
    でも装丁も好みだし、自分はかなりすき!

  • 近代さん、市川さんとくれば文化系女子は必読でしょう!!
    往復書簡という形を取った二人の一年間のやり取りにより語られる、古今東西の名作本の紹介、そして春夏秋冬暮らしの話。
    中原淳一、林芙美子、片山廣子、矢川澄子…取り上げられる本は幅広く、そしてありがたかったのは、しっかり注釈が付いていること。そのおかげで、今はもうお目にかかれないような昭和の本や、初めて知る著名人についても色々知ることができました。
    ブックガイドとして勿論面白いけれど、時々語られる暮らしネタ、例えば旬の料理の話、はたまた学生時代のエピソードなど、二人のお喋りには心和みました。

  • 表紙を見て何かそそられるものを感じた人は、手にとってみて間違いなし、という雰囲気がします。いずれも本の編集発行人という肩書のつく、近代ナリコさんと市川慎子さんによる往復書簡。

    息をするように、ごはんを食べるように本を読む、というような表現がありますが、お二人のやりとりからはまさにそんな言葉が立ちのぼるようです。紹介されていく小説や絵本の中に、料理に関するものや手芸に関するものなどもはさまれていきます。文章の下に、出てくる本の概要と表紙が載っており、ブクログの談話室のような感じもそういえばします。
    挙げられる本や話題から読みとれるのは、背伸びをせず、本に読まれることのない愉しい生活、とでもいうものでしょうか。いや、多少お二人も本に読まれている部分もあるのかもしれませんが、それは本好きの宿命のようなものだと思います。

    武田泰淳の「富士」(持ってる)、そして武田百合子の「富士日記」(買わねば)。いずれもまだ未読ですが読みたくなります。あと、個人的に「ハチミツとクローバー」に出てきた「コロボックル」という言葉の正体をこの本で知ることになりました。

  • 本についてやあれこれを綴った往復書簡。面白そうな本、いくつか登録できました。

  • 何が面白いのか、さっぱり理解できなかった。

  • 文筆家:近代ナリコとネット古書店「海月書林」店主:市川慎子の往復書簡。4月から3月までの各月毎に行き来をする手紙。それぞれの月には、素敵なタイトルが漢字2文字でつけられている。例えば4月は「魔法」。ノリコさんからナリコさんへの手紙で幕を開ける4月。言霊というぐらいなんだから、ペンネームにしても心に浮かんだ小さな気持ちにしても、言葉にするとなんだか魔法がかかってしまう。それは呪文のようだとも。そう書きながら、ノリコさんはベッドタイムに読んでいるという童話を紹介してくれる。それはもちろん不思議な魔法使いが登場する本。最後は春らしく、いつか缶ビールと焼鳥を片手にお花見をしたいですねと、友人への親しみを込めた言葉で結ばれている。それに答えるナリコさんは、張り切って三段重のお弁当をつくりますよと、大歓迎。
    本好き女ふたりの手紙には、あるときはマニアックさが、あるときは女性らしい可愛らしさが配合されて、とても読みやすい一冊になっている。

  • なんじゃこりゃ。近代ナリコって自分かっ?って思うほど
    好きな本が似ていた。
    私が知らない本もあったけど
    近代ナリコが好きな本はきっと私も好きだと思う♪
    ナリコにおまかせ。

  • 日常の話から本の話まで、話題てんこ盛りです。
    紹介されている本も、面白そうなものが沢山ありました。
    近代ナリコさんのある年のバイブルだったという、菊地成孔著「スペインの宇宙食」、私も好きです!

  • 二人のうち、片方の書き手の文章の方が面白く、終始不均衡を感じざるを得なかった。中に出てきた本には読んでみたいと思わせるものが多かった。

  • 読んだら、おしゃべりしよう!

    二人の女性がひと月に一通ずつやりとりした、1年間の往復書簡。
    二人はどちらも優れた本の読み手。
    手紙はなにげない話題からはじまって、さりげなく毎月のお題に沿った本の話題へと進みます。
    読んで考えたこと、気になっていること・・・。
    お気に入りのフレーズを投げかけては返す二人のキャッチボールは、大人の女性のビターなブックガイドにもなっています。

    本を読んだあと、あなたはどうしてますか? 
    読書は伴走者がいるとぐんぐん進む。そして何倍も楽しい!
    読んで自分に湧き起こってきたことを言葉にして誰かに伝えることは、
    実は自分を知ることでもあるようです。
    手紙じゃなくても、メールやおしゃべりでもいい。
    あなたも今日からはじめませんか?

  • まず、装丁が素敵です。本屋さんで見て「読みた〜い」と思っていたら、いつも私に楽しい本をお薦めしてくれる友人が買っていました。さすがです!!(ちゃっかり貸していただきました ありがと♪) 古書店「海月書林」の市川慎子さんと文筆家近代ナリコさんの 往復書簡の形をとったブックレビューです。本に関する女子トーク満載で楽しい時間を共有できます。話題に上がる作家も 林芙美子や武田百合子、矢川澄子と女子目線。しばし、女子先輩方々の生き方を「ほぉぉ〜」と感嘆のため息まじりに楽しむことができます。読書ってす・て・き♪←こんな感じの本です。(笑)

  • 本や古本好きのふたりの往復書簡。『We』でも今、まさに「往復書簡」というタイトルの木村栄さんと向井承子さんの連載をしているところだが、このナリコとノリコの「往復書簡」は、どっかに連載でもされたものなのか、あるいは一年ためて本になったものか、来歴までは本に書いてないので、はっきりわからない。

    往復書簡といえば、こないだ読んだ百合子と芳子の書簡集は、まさにふたりが書きたくてたまらず、返事を待ちこがれ、待つ間にもまたしたためるという勢いで交わしあった書簡を時間順にまとめたものだった。手紙がいって、返事がかえる。その往復があってこそ「手紙」という気がするが、わざわざ"往復"と銘打つところには、行くだけで返らない「手紙」が多いんかなあと思ったりする。

    近代(こだい)ナリコは、だいぶ前にこの人が編んだ『FOR LADIES BY LADIES』と、『本と女の子』という本を読んだことがある。市川慎子(のりこ)は、ネットの古本屋「海月書林」をやってる人である。

    ふたりの便りは、本ネタが多いが、私の印象に残ったのは、近代ナリコが海が大好き、泳いで泳いで泳ぎまくるという話。そして市川慎子が小中高と水泳部であったという話。

    このところ泳ぐことからは全く遠ざかってしまっているが、私も泳ぐのが好きで好きで、水の中にいるのが好きで、中学のときは水泳部で、夏休みなどは「オマエ、一日中プールにおるなあ」とあきれたように先生に言われていたのであった。あの頃は、泳いで疲れるという感覚がわからず、ずっと水のなかにいて平気だった。とはいうものの、私はちょっと調子がわるくて、ドクターストップと追いかけっこのように泳いでいて、高校で入った水泳部は私の身体には苛酷すぎるという理由で続けられなかった。

    ふたりの便りに書かれる本の話は、脚注にも書きだしてあって、この注を読むのがけっこうおもしろかった。

  • 日々の出来事から本の話へどんどんつながっていく、ウルトラブッキッシュなやりとり。女の子の本で著名なお二人の話は自然オンナコドモの本中心に。こういう話ができる相手は貴重。つられて武田百合子をよみかえしたくなる。往復書簡といえばクウネルの江國姉妹の連載、いつごろ本になるんだろう。

  • 近代ナリコさんと市川慎子さんとの往復書簡。

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ふたりの本棚 ナリコとノリコの往復書簡の作品紹介

「modern juce」編集発行人・近代ナリコとネット古書店「海月書林」店主・市川慎子。『本』がなければ始まらないふたりの『本』がある限りとまらないおしゃべり。

ふたりの本棚 ナリコとノリコの往復書簡はこんな本です

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