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- Amazon.co.jp ・本 (491ページ)
- / ISBN・EAN: 9784882934639
感想・レビュー・書評
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「鶴屋南北冥府巡」「二人阿国」の長編二編と、短編やエッセイを収録したコレクション第6弾。どれも芸能に魅せられた人々の物語、というのが共通点でしょうか。そして当時の時代の風俗等も興味深く読めました。
中でも「二人阿国」が好きだなあ。出雲の阿国は知ってはいたけれど、ここまでの背景事情は知らなかったし。かなり印象が変わりました。決して楽な道ではないのに芸に生きるお国と、お国に魅せられつつ対抗するお丹の戦いとも呼べるような生き様が凄まじく。結末は意外な感じがあったのだけれど、幕引きとしてはとても印象的でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示