皆川博子コレクション9雪女郎

  • 15人登録
  • 4.00評価
    • (0)
    • (1)
    • (0)
    • (0)
    • (0)
  • 2レビュー
著者 : 皆川博子
制作 : 日下三蔵 
  • 出版芸術社 (2016年3月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882934660

皆川博子コレクション9雪女郎の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 時代小説では未来を幻視する作品が目立つ。それ以外は…/・心中流し船について語る二人組「吉様いのち」芝居めいた軽快な遣り取りが現在の幻想譚にも繋がっているようで楽しい。・ちょっと途中視点がぶれるものの「十五歳の掟」初期作ならではの鋭さに衝撃。救いの無さが重なり過ぎて居た堪れない。・胡散臭い訪客をどうあしらう?プロット作りの上手さと様々な意味を含めぞくっとする「影かくし」・『女清玄』ごっこの行き先は?あっと息をのむ結末「雲母橋」・荒っぽい破戒坊主の独り語りが意外「露とこたへて」この辺りが好み。/瑠衣シリーズはもっと多くのお客に登場してくれれば…ファンだけれどその落とし方はずるいと言いたくなってしまう。数作ながら強烈な一キャラで引っ張り過ぎたのが良くなかったのでは。/エッセイでは映画、歌舞伎、本と幅広くそれぞれを好いていながら客観性を具えた文章を書かれており恐れ入る。

  • コレクション第9巻。
    時代小説の短編集2冊分と、単行本化されていない連作短編とエッセイを収録。このコレクションは第1期の頃から、入手困難だったものを掘り起こしているが、この第9巻はけっこう貴重な収録作なのでは?

    『雪女郎』『朱紋様』の短編集は、時代小説でもあり、幻想小説でもある。何より各短編のタイトルに想像力を掻き立てられる。
    単行本未収録の連作短編はある酒場を舞台にした現代もの。なかなか『濃い』キャラクターが登場し、滑稽でもあるのだが、その奥に深い闇が広がっていて、そういうところにどうしても惹かれる。

    『エッセイ・コレクション』は映画評と書評を収録。

全2件中 1 - 2件を表示

皆川博子コレクション9雪女郎を本棚に登録しているひと

皆川博子コレクション9雪女郎を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

皆川博子コレクション9雪女郎を本棚に「積読」で登録しているひと

ツイートする