優・等・生 (ショコラノベルス)

  • 心交社
3.21
  • (4)
  • (2)
  • (14)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 44
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883022328

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 先輩×後輩。学園もの。
    テーマは青年期とかモラトリアムなのかな。受けくんは先輩が好きでたまらないのに、青年期ゆえの潔癖で同性にしか興味をもてない自分を汚いと思い込んでいる。過度なプレッシャーに押しつぶされてしまった同室の子のかわいそうな姿を自分と重ね、お互いを分かり合えるのはお互いしかいないと思っている。受けくんには暗い場所から方向を示してくれる先輩に出会えたけど、置いていかれた方は裏切りを感じて引き返せないところまで沈み、ついには爆発…。
    共感できる年を過ぎた今だからこそ読める作品。振り返れば大したことなくても、そのときは生きるか死ぬかの大問題だったりするんだよね。
    それにしてもともさかりえとか松嶋菜々子とか時代を感じましたw

  • 主人公・良(よし)のマイナス思考にぐるぐる引き込まれそうになる。全部が痛々しい。
    そんな良を引き上げる先輩の存在は救い。でもかなりイジワル……カッコイイけど。

  • 初めて読んだ時の(中学生ぐらいだった)言い知れぬ嫌悪感は、若かった故か…。その分印象に残ったわけですけども。主人公の最初の必死さと、最後らへんの穏やかさのギャップが好きです。そして手紙。あれ、凄い。当時のBLは甘さよりも濃さとか痛さとかが多かった気がしますよ。攻めの名前が忘れられん。こばこ。

全4件中 1 - 4件を表示

五百香ノエルの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×