海外ノビノビ印税生活のススメ: おもしろ海外体験は本になるっ!

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  • スリーエーネットワーク
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883192687

感想・レビュー・書評

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  • 本を書いて海外で生活するというお話。2003年。雑誌などのメディアに関わる仕事をしていた人たちが、独立して海外に居を構えて印税により生活している姿を描いている。文章が上手で、人のやっていないような得意分野を持っている人はチャレンジしても良いかもしれない。本書の中で紹介されている人たちの文章は、やはりそれなりの上手さがあり、また、それなりの個性がある。
    本を出すには自主出版という方法もあるが、出版社を通して本を出すことが一般的であるため、ある程度その業界の習慣や傾向などを把握しておくのは重要。特に編集者や出版社について。電子書籍の時代になるとフィルタにかからなくなるので、もう少し敷居は低くなるが。
    出版界も存続をかけて良い作家、作品を探しており、まずは企画を持ち込んでトライすることが道を開く第一歩となる。

  • 海外在住体験を本にしたい!人が読む本。
    何だかなー、海外在住者のブログが大量に出回っている今、どうなんだろう。
    よっぽど面白いテーマや切り口、もしくは誰も行ったことのない未開地(南極とか)でないと……。
    やっぱり、私はライターやエッセイストよりも小説書きたいと改めて。

    こういう文章には新人賞がないから、本を出すためにはコネを最大限使え!とか持ち込みするには?ということが延々と書いてあって、小説新人賞を目指す私にはあまり関係がないのですが。
    デビューしてからの編集者や営業さんに向けた企画書の書き方、連絡の取り方(週一で編集者向けにメルマガ出すとか)、細かな仕事のやりとりだとかを書いてるところには、興味をひかれました。

    あと、「分かりやすい文章」は短い文、漢字を少なくすること。読者は神様。読者が読みたくなる本を。
    自慢話をタラタラ書かない、とほほ話のほうが受ける。
    最後の文章は「余韻」「オチ」「キメ」。「感想文」「報告書風」は駄目。

    <編集者が明かすのコーナー>
    このジャンルの読者は「知りたがり屋」。キーワードは「しつこさ」と「切り口」。
    空気を書き出せ。その土地独特の雰囲気。
    クセを出そう。得意ワザに執着しよう。しつこさは美徳。
    編集者は常に新人と、「おもしろそうだ」と思える本を探している。(企画書、構成、文章サンプルで判断。必ずしも全文で判断するわけじゃない。それは本を買う人も一緒)

  • こういう発想もアリ、とワクワクさせてくれる本です。

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著者プロフィール

オーストラリア在住。世界81か国のライター集団「海外書き人クラブ」代表。

「2020年 『世界ノ怖イ話 背筋も凍る、悪夢の物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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