きものという農業―大地からきものを作る人たち

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著者 : 中谷比佐子
  • 三五館 (2007年5月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883203888

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きものという農業―大地からきものを作る人たちの感想・レビュー・書評

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  • 着物は、絹や麻、綿といった大地の恵みによって作られている。良い着物は良い素材からしか仕上がらない、と著者は訴えるが、今や安価な輸入素材ばかりが広まり、国産の上質な素材の生産が困難になっている。着物は、農業大国であるはずの日本の農業は、どうなってしまうのか、その行く末を考えさせられる。

  • マーマーマガジン

  • 資料番号:010984870
    請求記号: 630.4ナ

  • 春になったら綿や麻の種をまき、桑を植え、
    その間に茜や藍を植えて。

    夏を越して、秋になって実った収穫物を冬に紡いで染めて、
    自分で自分の服を作りたくなります。

    食に危機が迫るように、衣にも危機が迫っているようです。

    安さや流行に流されない、衣を着ていきたいです。

    2014/1/28
    服を着る、モノを食べることが、一票を投じる行為になる。
    麻をまとう。
    着物を着る。
    米を食べる。
    それぞれがかけがえのない一票なんだ。

  • 着物が似合う女性になりたいと思いました。
    そして、もっと日本の伝統文化を肌で感じたいです。

  • 着物を着るということ
    着物を愛するということ

    一消費者である自分は、蚕から糸を紡ぎ染めて機を織り、
    着物に仕上がるまでの程遠い作業を知らないし見たこともない
    だからこそ、知る必要があること
    日本の農家がどんどん少なくなっていて、日本の伝統なのに
    絹を輸入に頼らざるをえなくなっていて
    本当にいいもの、手をかけたものは高くて売りにくいという現実
    大量消費、安値という目先の利益を追い求めた結果が今の悪循環を
    もたらしてる

    着物が好きで着物を着るなら知っておきたいことがつまってる本です。
    蚕からイギリスの産業革命、戦後の日本とアメリカなど奥行きが広くて勉強になりました。

    着物を買うとき、生産されるまでの情景に想いをはせられるよう、
    私がその着物を選ぶことで少しでも農家の方たちの応援ができるよう、
    ほんものを選ぶ目と、知恵を持っていたいと思います。

  • 大変、読み応えがありました
    著者の中谷比佐子さんは、着物を着ると自分がどう変るか
    ということに興味を持ち、以来40年、着続けていらっしゃるそうですが
    その興味の持ち方に、すごく共感します
    どうして着物を着ると気持ちがいいのだろう、という疑問に
    とても納得出来る回答を得られたように思います
    また、私にとって自然農法への関心と、着物を着たいという欲求は
    同じベクトルにあるということに、勝手に落ち着きました
    しかししかし、それ以上に、こんなにも知らなかったのか!
    という衝撃でクラクラしています
    かいつまんで紹介するなんて、とても無理
    読みやすくて、すいすい引き込まれるんですけど
    内容はとても重く、鳩山政権の面々にも読んでいただきたいです
    例えば、帯のコピーにもなっている「綿の自給率0%」
    0%っていっても、皆無じゃなくて1%に満たないってことだよねぇ
    なんて甘い認識が吹っ飛んでしまいました
    木綿は、布の中でも一番好きなものです
    このところ着物着物と騒いでますが、学生時代は店員割引目当てに
    ジーンズショップでバイトもしてたくらい、ジーンズ愛好者です
    ただ、近頃のジーンズ価格破壊は、ちょっと行き過ぎやないですか
    とんでもない価格で売るために、どうやって棉が作られているのか
    どこにしわ寄せがいってるのか、とても気になります
    もちろん衣料が安いと助かるけれども、環境のためにマイバッグ持参を
    奨励する同じスーパーで、不自然に安く売られているジーンズ
    絹や麻が稀少になっていくように、棉栽培も疲弊しすたれていくような
    恐れを抱いてしまいます
    自分の気持ちと生活を、矛盾無く暮らしたいと思いますが
    社会のシステムから抜け出せない以上、矛盾無くというのは
    とても大変、というか私には無理
    う〜ん、何も出来ないのかな
    よし、何も出来ないなら、ジーンズの低価格競争に乗じるのはやめよう
    それに、今年は藍を植えるぞ
    植えてどうするんだって感じですが、何かわかるかもしれないから植えてみる

  • 衣服は、古来より農業生産の一部であったという事実をなんとなく知っていてもその実態は知らないことが多い。この本は、大麻についても栃木県の事例を紹介している素敵な本でした。

  • きものの元になっているものはみな大地の恵みです。絹も、麻も、綿も、色を染める染料も。
    土のにおい、空の青さ、恵みの雨、その恩恵を受けて、糸や布を生み出す人たちの手仕事と込められた思い。
    知らずにいないで、そういう大事なものを大切に思って、きものを着るということが美しい人を育むのだと思います。

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