精神科は今日も、やりたい放題

著者 :
  • 三五館
3.30
  • (18)
  • (22)
  • (41)
  • (12)
  • (8)
本棚登録 : 370
感想 : 61
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883205547

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ゾッとしましたね。
    いわゆる心の病気て、採血や心電図やレントンゲンやらで診断つけられないですもんね。医者の主観で病名つけれてるのかと思うと怖いですわ。
    薬が効いてるか効いてないかも、数字や画像で見れるわけやないし、患者本人がしんどくて訳わからんうちに薬漬けにされてて、しかも重篤な副作用がある、という。もう行く気しませんね。
    けど、これってほんまにホンマなんかな?著者の主観も結構目立つ気もするけど?確かに参考文献も紹介されてるけど、どうなんやろか?、
    まあ、そもそも医療と薬に依存しすぎたらあかんね。
    せやけど、アタシ自身、弱ってるときに医師や薬を疑うことができるかなぁ。そこが不安。

  • これからこの本を読む人は「トンデモ本」としてこの本を読んでください。

    自分が福祉関係の勉強をしているせいもあるでしょうが、大げさに書きすぎじゃないかなっていうのが正直な感想です。
    センセーショナルな見出しをつけて、わざと波を立てるっていうのがこの人のやり方だと思っているので、話半分に読んでいます。
    書いてあることの論拠や引用文献がまったくと言っていいほど書いてありません。
    また、この人が精神医学の勉強をきちんとされていないからというのもあると思いますが、うつ病やパニック障害に対する知識に偏りを感じます。
    心療内科の医師として患者さんを預かるからには、きちんと専門的な知識を学んだ上で診察をするのが当たり前だと思っていました。

    「昔はADHDなんて言わなかった。子どもって言ったんだ」という説明は、梅毒の治療に水銀が効果的ということくらいに暴論です。
    症状が重くないからといって困っていないとでも思っているのでしょうか?

  • いろいろ、精神病についての本を読んできたけれど、この本が僕の中で一番しっくりきている。

    精神病の生い立ちは、
    ”わけがわからない人が出てきました”
    ”ではひとまず、薬づけにして、黙らせてしまいましょう”
    ”しかし、そのためには何らかの名分が必要です”
    ”では、精神病ということにいたしましょう”
    ということだろう。

    そして、精神病が認知される様になった現代では、
    ”いい(儲かる)薬ができました”
    ”では、新しい病人を作りましょう”
    という流れも。
    これが、最近の精神病ブームの裏側。

    こういう解釈が一番、僕にとっては受け入れやすい。

    精神病はブームなので、何を学んだわけでもない人間が、他人を精神病呼ばわりしているなんてことも見受けられる。
    人間の許容が狭い人間が増えてきたお陰で、こんなにも儲かるビジネスもあるようで。

  • さーっと流して読みました。
    だいたい筆者の考えに同意します。
    それにプラスするとしたら。

    夏樹静子さんの「椅子が怖い」を読んで、
    心療内科で腰痛が治るのだと思いました。
    ただし、彼女が有名人でお金もあるからだと思います。
    精神科医はここまでひとりの人の面倒は見れないでしょう。

    それと、病院にかかっていれば、本人もまわりの人もとりあえず安心ということはあるでしょう。肩書がしっかりしている。

    内海氏がおっしゃるように、「登山やマラソン」「太極拳やヨガ」「断食」「教育」という対処法、そして生きる上で痛みは大切という考えには同意します。ただ、即効性がないから、なかなか理解してもらえないかもしれません。

    突然身近のひとが精神的にやんでしまう前に,こういう本を読んでこういう世界をしっておくのは大事なことだと思います。

  • 教科書さえ仮説という精神医療の現在。鵜呑みにせず他の本も読んで深めて行くつもりだけど、これは歴史からデータから患者がどう感じるかから基準に述べはじめてあり、勉強になる。なりそう。

  • うつ病、発達障害等変わったやつを分類したり排除するにはうってつけのもの。私の身近でも起こっていることである。しかし、本当に病気なのかというとそうでない。その時の気分であったり体調であったりが影響するのであろう。それを一概に病気と呼び薬を与える。そのことには違和感を覚える。薬についていえば、風邪薬ひとつをとってもそうだが常用すると利かなくなるのは周知の事実では?我が家ではそうだが。まあ、精神病というのはなく、落ち込みや気力の低下等精神的な症状はあるが、それは著者が「第5章私の実践する「精神症状」対応策」に述べているとおり行動や知識で乗り越えられるということ。製薬会社の広告に騙されないよう、自分で考え行動しましょう。

  • 薬を飲んでいても薬が減るどころか、増える現実を目の当たりにする日々に読んだ。
    一貫した主張が気持ちよい。

  • FBでずいぶんと過激なことを書く人だなぁと思っていたので、最初から批判的に読んだことは否定しません。
    にしても、ひどい内容。医者を名乗る人(注:精神科医ではなく内科医。精神科の臨床経験もないようだ)がこういうことを断言してしまうのはどうなの?それ以上に、これを読んで「その通り!」と賛美してる人が多いってことが怖い。そりゃ発達障害に対する理解も深まらないわけだよ…。
    必ずしも間違ったことばかりが書いてあるわけではなさそうだけど、そこから導き出される結論があまりに一方的というか、飛躍しすぎているというか。「向精神薬をむやみに使わないようにしよう」という意見には大いに賛成したいけれど、なんだかなー。
    内容の好き嫌いで☆1つをつけてケチをつけたくはないけど、明らかに間違っている記述もあるので、☆1つで。(でもあからさまに1つつけるのはやめておこう…。)

    こちら(http://booklog.jp/item/1/4826505736)を読むと、内海先生のご批判はずいぶん的外れだよなーという気がします。

  • 著者自身が行ってきた活動に対し、深い自戒を込めて書かれた本というのが面白い。
    内容は多少誇張もあると思うが、確かに精神科ってそういう面も持ち合わせてるかもなと、実際精神科で働く私も心に留めておきたいと思う部分もあった。

  • 帯表
    ベストセラー9万部突破!
    「よくぞ書いてくれた」
    「もっと早く読みたかった」
    ・・・と大反響
    精神科は99%が誤診!
    現代医療の本質に迫る衝撃作
    見返し
    精神医学の目的は人を救うという点ではなく、
    人を矯正、洗脳し、問題行動を示すすべてのものを
    排除しようとするものであった。

全61件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

内海 聡:医師。2013年、断薬を主軸としたTokyo DD Clinicを東京都台東区に設立。NPO法人薬害研究センター理事長。市民がつくる政治の会代表。日本再生法人会代表理事。Facebookフォロワーは17万人以上、Twitterは15万人以上。執筆活動も精力的に行っており、精神医学の本質を暴いた『精神科は今日も、やりたい放題』(PHP文庫)や、『新型コロナワクチンの正体』(ユサブル)などがベストセラーに。また、先住民に関する造詣も深い。医学の正体や、社会構造、健康になるための食事法、量子医学にいたるまで著作は多数。近著に『2025年日本はなくなる』(廣済堂出版)がある

「2023年 『世界が滅ぶ前に私たちは何ができるのか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

内海聡の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
小池 龍之介
クリストファー・...
大野 更紗
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×