川の学校

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著者 : 野田知佑
  • 三五館 (2012年5月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883205585

川の学校の感想・レビュー・書評

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  • 野田知祐のカヌー本やアラスカ紀行本は随分読んだが、残念ながら彼も最近は余り本を書いておらず本書は久しぶりの著作だ。

    そんな野田さんが本書で紹介するのが「川ガキ」を作る目的で、子どもたちを吉野川流域で何ら制約無く川で遊ばせることに取り組む活動だ。親から完全に隔離したキャンプ生活を送る中で、川で魚を突いたり、仕掛けで漁をしたりと本当に楽しそうだ。

    一方で彼も「昭和12年生まれ」であり、つまり今年、2012年で74歳になるということだ。何時までも若いというイメージで見ていたのだが、時の流れは誰にも平等に訪れ、日本のアウトドア第一人者である野田さんもまた例外では無いということだ。

    川を守れ、無駄なダムを造るなという運動を此れまで繰り広げてきたが官僚・役所の息の長い動きには一代では敵わない。運動をする人間はやがて老い、それを引き継ぐ若い世代は川の楽しみを知らないから運動も引き継げない。だからこそ川での遊びを子どもたちに教えるんだ、と自嘲気味に川ガキ養成の深謀遠慮も語るのだが、それもまた野田さん自身の老いとの付き合い方なのかも知れない。まだまだあちこちで活躍をして欲しいものではあるが何となく黄昏を感じてしまうのが悲しい。

  • 環境破壊が著しい日本の川を守ろう!と、
    そのためには川を知り川を愛する人を増やさなきゃ!と、
    そのためには川遊びの楽しさ喜びを知ってもらわなきゃ!と、
    川ガキ養成のために創られた「川の学校」。
    本書はそこに集まった子供たちの成長や、それを支えるスタッフとの交流などを綴った本です。

    この学校は、小学5年生から中学生までが入学でき、春から秋にかけて吉野川で二泊三日のキャンプ生活を5回!して、卒業していきます。
    親の同行は禁止で、子供と川のプロたちだけで楽しむ日々。。
    講師は著者の野田さんの他、作家の椎名誠さんやCWニコルさんや夢枕獏さん、モンベルの社長辰野さんなどお馴染みのお仲間たちがボランティアで参加しています。
    贅沢過ぎる。

    都会っ子もあっという間に川に馴染んでいく様子には感動しました。
    自由になった子供たちの表情の豊かなこと!

    そんな子は高校生になると準スタッフとして、大学生になるとスタッフとして川の学校に戻ってきます。
    自然て、人を成長させる力があるんですね、それを感じて私なんかはちょっとうるっときてしまいました。
    こういう子が大人になれば日本の未来は明るいね。

    私に子供がいたら入学させたかった、というか自分が子供になって入学したかったー。

  • 「川ガキ」という言葉がいいですね。野田さんの事は、学生の頃、椎名誠さんの「あやしい探検隊」で知りました。今は夏になると、よく子供と川泳ぎへ出掛けますが、私の川好きの原点は、野田さんだったのかもしれません。

    野田さんは社会に対してかなり反感を持っていて、文章にも愚痴が多いのですが、言っている事の殆どが共感できます。それは私も社会に対してかなり反感を持っている証拠ですね。でも野田さんは、愚痴だけでなく、「川の学校」なんかをつくって、社会をより良くしようとしています。

    本書は「川の学校」の様子が詳しく描かれていて、読み進めていくうちに、自分の子供を参加させたいと思うだけでなく、自分も参加したくなってしまいます。

  • きれいな川のそばで暮らしたい。

  • 四国の川で川遊びの学校を開いている方の本。禁止をほとんどさせず、自分たちの判断で何をするか決めていくという趣旨を貫き、子どもたちを成長させてゆく。というか勝手にしていくようにしむける。参考になることがとても多かった。
    そしてあまり詳しくは知らなかったが、ダムを日本中に作ったことで川のきれいさや魚の数が激減しているのが明白だそう。本当に政府って色んなところでろくでもないんだな・・・。
    川の学校の記録が詳細で少し間延びしてしまったのでマイナス☆一つ。

  • 川は楽しい!
    川ガキがこれからも増えたらいいし、川ガキじゃなく大人になった人も、自分も含め、川で遊ぶといい。

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川の学校はこんな本です

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