脳はバカ、腸はかしこい

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著者 : 藤田紘一郎
  • 三五館 (2012年10月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883205684

脳はバカ、腸はかしこいの感想・レビュー・書評

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  • 生き物の成り立ちから、健康とは何か面白おかしく解説していきます。
    腸は身体にいいことを求めて着実に働くが、脳はだまされやすく間違った指令を送るという。

    大筋においてはかなり当たっていると思われますが、具体的なエピソードは極端なので、とんでも本に近いほど‥
    それが面白いので~飽きないんですけどね!?

    生物の腸に、最初に神経系細胞が出現した。
    今でも腸は、意外なほど神経をつかさどっている。

    日本の高齢化少子化には、食べることに熱心すぎる風潮が影響している可能性があるとか。
    食欲と性欲は、脳の近い場所にあるので、片方が満たされているとそれで満足してしまうから。
    それに加えて、超清潔社会になってしまっているから、動物めいたことをする気になれないのでは、と。

    腸内細菌が幸せ物質を作り、ドーパミンやセロトニンのもとを脳に運ぶ。
    脳からの指令なしに、独自の命令を出せるのが腸。
    うつの解決には腸の働きが欠かせない。
    意外な観点として、「うつ」もあるいは役になっているのかもしれないという。活発に動きすぎると危険なので、ウツで危険を避けているのかも?

    回虫がいる子供に、アトピーはない。
    日本の幼い子供、特に赤ちゃんでアトピーの場合、腸内細菌がまったくないことがあるそう。
    赤ちゃんが色んなものを舐めて回るのは、本能的に色々な細菌を取り込もうとしているから。
    腸内細菌は人間の体内でちゃんと働く意味があるのだが、生まれつき持っているわけではない。
    アトピーを治すには、床に落ちているものを拾って食べるのが一番早道だと。

    そういえば‥寄生虫がいる時代にアトピーはなかったというのは聞いた覚えがあります。
    そもそも、この著者が言い出したことだったかも‥
    いとしのサナダ虫って言われても~~
    それは既に日本にはいないので、作者ですら実行不可能だし。
    回虫がいる国では健康上、他の問題があるに違いないし(苦笑)

    中高年になると、炭水化物はそれほど必要なくなる。
    不要な糖質が多すぎると、老けてくる‥ドキッ?

    脳は栄養が足りないと食べたいという指令を出すが、何をどう食べたいという指定や限度がない。
    必要なものが得られないと、とにかくたくさん食べ続けるように指示してしまう。
    脳内快楽物質の依存症のようになると、どこまでも太ってしまう結果に‥?きゃー!

    読んでみる価値はありますよ!

  • 新年1冊目。
    タイトルのとおり脳がいかに曖昧で、頼りないものであるのに対し、腸がいかに人間にとって重要で利口かを説いている。
    確かに私自身、栄養と脳に関する本を読んで「頭でわかったつもり」で実践してきたが、その「栄養」を処理する最も重要な器官である「腸」を考えたことは一切なかった。
    脳本、栄養学本、そして「腸本」という新しいジャンルの本である。最近話題の糖質制限食も腸の観点からそのメリットがかかれている。

  • 一言で言うと雑に作られた本、という印象。一般大衆向けに作られた割には、分かりにくい箇所があったり重複した箇所があったりと不親切に感じた。また、「腸によい食べ物をとる→人間本来の力を取り戻す→性欲を取り戻す→セックスして少子化に歯止めがかかる」という筆者の持論には唖然とした。昔の日本の離婚率の低さを都合のいいように解釈していたところも問題。オメガ3の油を摂ることの重要性は知らなかったので星2つにした。

  • 脳科学系の本ばかりここのところ読んでいたので、逆説的に脳科学を真っ向否定してそうな本をチョイスしてみた。
    対抗馬は、腸。
    ただ、腸の話となるとシモの話にもなるので、若干下品といえば下品な話になってしまう・・・
    ただ、腸は超大事っていうのがわかる本。
    優秀な脳に振り回されているばっかりじゃだめですよ。
    腸の方が生命体が誕生して以来の歴史も古いし、生きるのに必要なのは腸ですよ、と。
    納得できることも多数あるけど、この無菌状態に近い日本社会に生きる身としては、それは難しい・・・と考え込む内容もちらほら。
    無理なく、少しずつ、改善していけたらいいなとは、思う。

  • 結論は正しい部分が大いにあると思うのだが、研究紹介と自分の考えが混在しているため、結果として全てが疑似科学っぽく聞こえてしまう。
    エッセイとして流せばいいのだが、功成り名遂げた研究者にありがちな、自分のフィールドを逸脱しての記述が多い。
    相関と因果関係の混同も見られるようだ(睡眠時間と海馬の体積など、第3の因子がありそう)。
    インドネシアの子にアレルギーが無いのは、アレルギーのある子は乳幼児期に死亡しているという考えには至らないのだろうか。インドネシア=ユートピア論では都合の良い情報だけをフィルタリングしているように見える。

  • 半分くらいまで読んだ時点で返却。
    軽いタッチで思いのまま書き連ねたという感じで、科学的な厳密さに重きは置かれていない。
    本人が、頭で研究テーマを考えるより前に腸が決めている、そうなので、この本も腸の先導によって書かれているのかもしれない。
    ---------------------
    以下覚え書き
    ・ミミズを食べると精力が増強する
    ・土壌菌によるもので、土壌菌を飲むとアサダチする
    ・脳は食べ物が安全かどうか判断できないが、腸にはできる
    ・腸内細菌によって、ビタミン・ドーパミン は作られる。
    ・腸が弱ると うつになる
    ・病原体による感染から身を守るために免疫システムが進化する過程でうつ病を発症するようになったのではないか

  • 脳は、腸というOSに乗っかった、アプリのようなものかな?
    腸の声をもっと聴こう!

  • 生物進化の過程から見ると、生き物は最初に腸を40億年前に獲得、それから遥か後の5億年前に脳を獲得した。
    腸には脳と同程度の神経細胞があること、脳と異なり意思が強固で、下痢を起こして病原菌を排除したり、免疫力をつくり、体の健康を保っているなど様々な役割を持っていることが説明されていた。
    また、脳自体の成長過程から考察した結果、幼児期に英才教育を施したり、良い子にしようとする事は脳の正常な発達を阻害し、大人になってから様々な障害が出てくることがわかってきたようである。
    ぜひ、本書の知恵を活かし真に健康で快適な生活を送れるよう努めたいと感じた。

  • 藤田先生、からだ張っていらっしゃいます。
    もうビックリ。

    これまで脳にばかり関心がいってましたが腸ってすごいんだなぁと勉強になりました。
    脳に振り回されるのはまっぴらごめんです…。

    また出てきましたね「オメガ3」。
    よし、これからも続けていこう!とあらためて気を引き締めなおしてみる。

    腸が喜ぶ生活習慣の中で衝撃的だったのが
    「バカでいつづける」

    あとがきの書き出しとか全力でおバカな感じが最高です。

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    活性酸素を消す「抗酸化力」のある食品を摂る
    植物性の食品
    フィトケミカル=植物に含まれる強力な抗酸化作用のある化合物
    オリーブオイル(ポリフェノール・ビタミンE・オレイン酸)
    スペイン アンダルシア地方
    低音圧搾エキストラバージンオイル(酸度0.8以下)

    解糖エンジンとミトコンドリアエンジン
    若いときは解糖エンジンを主としているので炭水化物は必要だが50歳以上からはミトコンドリアエンジンへシフトする。

  • 免疫学者が語る、生活習慣改善への警告書。
    タイトルのインパクト通りに、面白い。
    著者独特の軽快で、ちょっと下ネタまじりながらの解説で、サクサクと読めた。

    脳の発達によって、文化的な生活を手に入れた現代、特に日本など先進国。
    しかし、脳に支配されすぎていると警告。

    急速に複雑に発達した脳。
    しかし、人間をコントロールしているはずの脳は、だまされやすく、うぬぼれで、意志薄弱。
    ストレスを感じると、脳は回避して快楽を得ようと、体に悪い行動を起こす。

    特に、糖質の摂り過ぎ、つまり、大食い、過食による肥満。
    また、若者に多い、ファーストフードやスナック菓子、清涼飲料水など、
    悪い脂質の摂り過ぎより、脳の活動を阻害していると警告。
    自ら、人類滅亡へ進んでいるように、危機感を覚えた。

    その点、腸は頑固・忠実。
    それは、動物の進化の過程、まず、腸が生まれたから。

    腸は、生命維持のために、神経細胞をコントロールしている。
    悪い物を食べて、下痢をするなどの症状は、腸の忠実な働きだそうだ。
    腸は、病原菌を排除、免疫力を作り、幸せ物質セロトニンやドーパミンを合成する
    手助けをして、人間が生きるために重要な作用をしている、と。

    ところが、食品添加物や農薬、環境汚染などで、食品の危機。
    まして、腸内細菌不足。
    腸は、細菌の働きによって、様々な栄養素の分解・吸収をしている。
    それが、抗菌によって、腸内環境が悪くなっていると。
    赤ちゃんが、なんでも舐めたがるのは、いろんな菌を取り込もうとしているから
    だそうだ。
    衛生過ぎるのも、体の免疫力を失うということだ。

    土壌菌を飲んだり、サナダムシを体に飼っていたりと、ユニークな著者の生活習慣。
    若者のセックス離れによる人口問題への危惧、著者の幼少生活や子育てからくる教育論など、
    横道に大いにそれつつ、腸を大事にすることを力説している。
    末尾に、著者が実践する「腸が喜ぶ」27の生活習慣を、見習いたい。

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