山岳気象予報士で恩返し

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著者 : 猪熊隆之
  • 三五館 (2013年10月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883205974

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山岳気象予報士で恩返しの感想・レビュー・書評

  • 登頂成功率を上げ、事故の防止のために重要視されている山岳気象。著者自身も様々な登山経験がありましたが、事故で山に登れなくなってからは、諦めていた気象予報士になり、登山者を支える側にまわります。国内外を問わず毎日正確な山の天気を伝えることは、生死に関わるため緊張の連続です。登頂までの裏側にはこんな仕事があったんだと驚きました。

  • 山岳気象予報士、猪熊さんの山岳天気予報は普段お山の計画を立てる時に最も信頼し参考にさせていただき、そして現地でも常にチェックしてお世話になっています。
    お天気だけでなく、風力や気温などもいつも素晴らしく的確な予報で大変助かっています。

    日本の山岳だけでなく、日本で初めて8000m峰14座を登頂された竹内洋岳さんをはじめ、三浦雄一郎さんやNHKのグレートサミッツ取材班などにもヒマラヤの山岳気象予報を提供されているとのことで、大変信頼されている方です。

    当然彼らの登頂や撮影の成功には猪熊さんの予報の精度が高かったことがあります。
    ただその反面、天気という不安定要素の高いものを配信されること、外れてしまう可能性もあるという精神的苦痛、プレッシャー、責任感が登頂が成功し無事に下山されるまで常につきまとう大変なお仕事なのだということが読んでいてひしひしと伝わってきます。

    猪熊氏自身、大学山岳部からクライマーとしてヒマラヤへと向かわれましたが事情があり山に登れなくなったため今のお仕事に就かれたことは知っていました。
    ただその事情というのが冬の富士山で負った重症が原因で発症された慢性骨髄炎とのことが分かりました。どのような病気なのかは知りませんでしたが完治が難しく何度も入院や手術をしなければ歩くことも普通に生活を送ることもできない難病とのことです。
    そんな難病と戦いながら、幼い頃からの夢、そして今までの山で過ごされた経験から山岳気象予報士のお仕事を目指すことになったとのこと。そのため今のお仕事に向かうお気持ちが並大抵なものではないこと、そして数々の困難を乗り越えられ夢を叶えられた猪熊さんの勇気と努力に心から感銘を受けました。

  • 筆者の生き方に力をもらえる本です。山という存在が筆者にとってどれほど大きいか、その存在感が際立ちます。意外なことに、山岳専門の気象予報配信が始まってまだ間もないことを知りました。私が参加している登山ツアーも、このように一般登山者の山登りを支えている方々がいてくださるからこそだと思い、安全に登らなければと強く思いました。

  • ピンポイントで山の天気予報をする会社があるんだ。テレビ局や登山家が重宝するのもわかる。安全に、景色も良く、気分最高な条件で登りたいよね。

    山はなめちゃいけない。

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山岳気象予報士で恩返しはこんな本です

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