- Amazon.co.jp ・本 (138ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883254903
作品紹介・あらすじ
上司に反対意見を述べた忍城攻め、情報戦を制した賤ヶ岳の合戦、真田家との密な交友、趣味の鷹狩り、長期戦を画策していた関ヶ原の合戦など、石田三成本人の書状からその生き方に迫る、戦国の人生読本。
感想・レビュー・書評
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石田三成の人物像や行動の経緯を、書状から浮かび上がらせる試みの書。
とても興味深く、三成ファンには嬉しく頼もしい一冊。
いたしかたないとはいえ、破却されずもっと残っていればと残念に思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
手紙は30年以上石田三成を研究されている著者が、丁寧な解説と役立つコラムを入れた秀作です。年代順の12通の手紙に付けられた表題から著者の想いが伝わります!
【仕官】最古の記名書状―賤ヶ岳合戦
【邂逅】若き日の直江兼続との出会い
【葛藤】忍城水攻めで上司に反対意見
【苦悩】朝鮮の役後を予見した連署状
【理想】加増辞退、佐和山に留まる旨
【治世】公正さを求めて―領民宛掟書
【趣味】鷹狩マニアとして―中納言宛
【交友】立場を越えた友情―真田信幸宛
【決別】家康を弾劾―内府ちがいの条々
【死闘】三成決起す―直後の真田昌幸宛
【危機】岐阜城陥落、大垣から関ヶ原へ
【最後】辞世「残紅葉」
以上
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こういうテーマで、もっと網羅的に様々な書状を扱いかつ専門的な見地から客観的に掘り下げた書籍が出ないかなー。
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購入。