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- Amazon.co.jp ・本 (33ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883301539
感想・レビュー・書評
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『ライラはごきげんななめ』
アレクサンダー・スタッドラー(作)
かつらあまね(訳)
セーラー出版
2005.7.
ライラ・ブルームは、朝から ごきげんななめ。
この書き出しから始まる この絵本は、ちょっといい。
朝ごはんがワッフルだとか、イケてるセレステおばさまのピカピカのスポーツカーでのお見送りだとか、いちいちが 今までにない雰囲気だ。
だいいち、バレエの絵本だなんて、他に知らない。
で。お金持ちお嬢様のわがままな話‥‥
かと 思いきや!
なかなか、どおして!
わたしとしては、
小4(10歳)に おすすめ!
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グラン・ジュテのジャンプが いつもよりずっと大きくできたり、
かんぺきなトゥール・ジュテをまわったり、
力づよくて注意ぶかいピケのターンができたり、
パ・ドゥ・シャのジャンプが最高に美しく決めれたり‥‥
今までに できなかったことが「できた!」と、自分が自分越えを果たし、さらに その喜びにひたりのめり込んでいく貴重な成長の瞬間を著した絵本。
子ども自身による「自分の発見」が、本書にはあります。
レッスン開始時にはバレエをやめる宣言をしたライラが、「できた」喜びをつかみ、自ら「土曜日のレッスンにも きていいでしょうか」と、元ハンガリークラシックバレエ団のプリマバレリーナだったマダム・ヴェラに志願するほどに。
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